岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#51 身体調整のテクニックを学んできました⑤

昨日は定例勉強会のため大阪へ。 今回のテーマは『身体調整』

猫背や反り腰といった姿勢の崩れだけでなく、肩こり、腰や膝の痛みを改善する上でもバランスの取れたカラダを作ることは大切です。

そのためにストレッチやモビリゼーションといったテクニックを高いレベルで実践できることは重要なことです。 ◆身体調整をどのように使うか 肩がこる、腰や膝が痛いといった相談を受けてもトレーナーは治療家ではありませんので骨を直接いじることはできません。 あくまでトレーニング指導が仕事ですので、身体調整ばかりに時間をかけすぎないで身体を動かすことでバランスを取り戻し良い姿勢、状態を作ることも大切です。
そういう意味で身体調整をどのように使うかも考えることが大切だということを感じました。 ◆ポイントを絞って少ないアプローチで レーニングもそうですが、部分的なアプローチで全体のバランスを改善しようとするのは時間がかかってしまいます。 そうなると身体の繋がりを意識した全体的なアプローチが有効になってきますが、どうしても問題のある部分ばかりに意識がいってしまいます。 身体の繋がりを考えて全体的なアプローチをすることの大切さ、そしてそのための原因を見抜く技術に磨きをかけることの重要性を感じました。 ◆時間も快の刺激 カラダは刺激と反応です。 筋膜や筋肉の緊張、硬くなった関節の動きを改善するためには『快の刺激』をカラダに与えることが必要です。 ストレッチやモビリゼーションを知っていても相手のカラダに快の刺激を与えられなければ変化は出ません。 ・筋肉が緩むには何秒くらいストレッチをしたら良いのか? ・筋膜を緩めるには何分続けなければならないのか? ・関節の動きを戻すために何回やったのか? 先生のやっていることと同じことをしていても結果が違うのはこういった部分の意識に欠け、ただやっているだけになってしまっているからだということを痛感しました。 ◆いつも同じことをしないで少し変えてみる 勉強会ではテクニックの基本をしっかり教わることができますので、良い感覚を身につけることができます。 しかし、カラダの状態は1人1人違います。 上手くいったからといって勉強会と同じ感覚でやってもその時上手くいった感覚ですから同じ結果が出るとは限りません。 相手の状態を見て『ここをちょっと変えてみるとどうなのか』を考えてアプローチを考えてみることが重要だと感じました。 結果が出ていないものはほとんどがやり方には問題はないが相手のカラダが見えていない、手のひらに感じていないことが原因でした。 ◆考え、修正し、実践する 思ったような結果が出ないと新しいものを求めてしまいがちですが、新しいものを求めるよりも今自分が持っているものの精度を高めることの重要性を痛感しました。 結局は『やった後の結果』と『自分の手応え』の差が全てです。 上手くいっていれば成功だし、手応えも結果も良くなければやった事の手違いです。 アプローチは良かったのか?テクニックの問題なのか?を常に反省し、考え直すことが必要です。 アプローチをどれだけ変えたのかという頭の柔軟性も必要です。 今年も多くのことを学ばせていただき、去年より成長したと感じることも多いですが、同時に課題の多さも痛感しました。 先生からも、 5年、10年でできるようになるほど簡単なものではない」と言われましたが、来年はいろいろな事についてもう少しじっくり考えながら丁寧に取り組むことを意識していこうと思います。