岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#53 リフティングテクニックを学んできました

今回の勉強会のテーマは『リフティングテクニック』

ウェイトリフティングはオリンピック種目でもありますが、簡単言うとウェイトリフティングはウェイト(重り)をリフト(持ち上げる)ものです。(競技では床に置いたバーベルを一気に頭上まで持ち上げるスナッチと1回肩の辺りで支え、そこから頭上に持ち上げるクリーン&ジャークがあります)

こういったものはトレーニングに慣れた人、アスリートの競技パフォーマンスアップのためによく用いられますが、やり方次第では硬い身体を解したり、姿勢を整えたり、シェイプアップトレーニングにも応用できます。

重いものを軽く持ち上げるために必要なのはリラックス

リフティングでは重いものをいかに軽く持ち上げるかということがポイントになります。 重いものを楽に持ち上げるためには“反動”、“反射”を使うのですが、そのためには『リラックス』が必要です。

地面から反動をもらうためのポイントを先生から順を追って指導していただきました。 まずは足首を緩めて軽く沈み込むことを繰り返し、リラックスの感覚が掴めてきたら、踵の踏みこみで反動をもらう感覚を練習します。 そうすると腕の力を使わなくてもバーベルが浮いてくるようになります。

そして徐々にバーベルを引き上げを高くしていきます。 その時に大切なのが“タイミング”です。 筋肉を緩めて地面の反動をもらうための最適な時間は0.2~0.4秒。 その間に『抜く→踏む』を行うわけですが、普通にやってもなかなかタイミングが合いませんが、力を入れるタイミングに合わせて声をかけてもらうと徐々にタイミングが合ってきてバーベルの引き上げも高くすることができます。 これを繰り返すだけでも肩の力、腕の力が抜けるので上半身の無駄な緊張が抜け、身体の硬さも緩んできます。

そこからバーベルを受けるキャッチの動き、そこから派生してフロントスクワット、プレス動作とやっていきました。

全身を使う事、力を入れるのは一瞬であとはできるだけ無駄な力を抜いてリラックスすることが重要であるかを改めて実感しました。

余計な力を使わない上に、体幹をきちんと保持しながら左右対称で正しく身体を使っていくのでしっかり身体を動かしたにも関わらず筋肉の緊張が解れ、姿勢が整った感覚が出ました。

まずはこの感覚をしっかり自分のものにしながら、相手にいかに楽なポジションで重りを扱ってもらうか、細かいところにこだわりながらトライしてみようと思います。