岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#55 身体調整テクニックを学んできました⑤

今回のテーマは『自然体を作る身体調整テクニック』 普段指導する中で出てくる問題や課題から考え方やテクニックを見直していきました。 姿勢を直したり、身体のバランスを整えるために様々なテクニックを使いますが、問題になるのは思ったようにいかない、〇〇ができないというのがほとんど。なぜそのようにならないのかをきちんと理解しておかないといけません。

新しい方法を探すのではなく、なぜ上手くいかないのかを考えてみる

上手くいかないと何か新しい方法、もっと良い方法と『方法』ばかり求めてしまいますが、それではきりがありません。 なぜそうならないのか、それを『考える』ことが重要です。 上手くいかない理由を挙げてみると ・やり方、つまり指導方法に問題はないか ・目的とやっていることが一致しているか ・そもそも身体に問題がないか といったものです。

筋肉を緩めようとしても動かし方に問題があれば当然緩みませんし、手技は良くても腰や膝が痛い原因がわからないで違ったところへアプローチしても当然問題は解決できません。

手技のテクニックに関してはほとんどが手の当て方、動かし方といった基本的な問題です。 先生がやると簡単に身体が緩むので同じようにやればできそうな気がしてしまいますが、実際にやってみるとちょっとした脚の曲がりだったり、無理に大きく動かしてブレーキがかかってしまうだけで筋肉の緩みが全く違います。 この小さな違いが大きな結果の差になってきます。

目的とアプローチが合っているかどうかはただ身体を見るだけでなく、日常生活の行動まで想像し、例えば車の運転の姿勢、仕事中の姿勢、どういった動きの癖があるのかを見抜くことができれば身体調整よりもその癖を直すだけで問題が解決します。

ポイントを絞ってアプローチすれば身体調整でも結果が出ますし、トレーニングでも身体のバランスを整えることができます。 姿勢が崩れているから身体調整という型にはめて考えるのではなく、トレーニングのやり方を工夫すれば自然体のカラダが作れるという柔軟な思考を持っていたいと思います。

そのためには意識を変えることも大切だと感じました。 思ったようにいかないとすぐに新しい方法を探してしまいがちですが、今まで教わってきたアプローチの考え方、手技のやり方を相手の身体の状態に合わせて変えることできる、そういった応用力をこれから磨いていかなければと思います。