岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

有酸素運動ばかりやっていると基礎代謝は下がってしまう

気温が高くなり着るものも薄着が多くなってきました。 この時期になると毎年のことですが涼しい時間にウォーキングをしている人が増えます。

多くの人が気になる部分を引き締める、体重を減らす目的でウォーキングをしているのだと思います。 引き締めるでも減量でも落としたいのは“中性脂肪”です。 脂肪も1kg=約7,000kcalというエネルギーを持っているのでエネルギーを消費しなければなりません。

人間が1日で消費するエネルギーのうち、7割近くが『基礎代謝』です。 運動をするにしてもこの基礎代謝を落とさないようにしていくことが大切ですが、ウォーキングのような持久力を高めるようなトレーニングでは筋肉が増えることはありません。 筋肉には速筋と遅筋があり、ウォーキングのような運動は遅筋を鍛えるトレーニングと思われがちですが、遅筋はトレーニングしても増えることはないそうですが、逆に速筋が萎んでしまうそうです。

ラソンランナーのスタイルを見ればわかりますが、一般の人よりもほっそりしているような選手もいます。 もちろん体脂肪が少ないということもありますが、速筋を細くすることでほっそりしたスタイルになっているということになります。

速筋は遺伝の影響が強いと考えられがちですが、こういったことから考えてみるとトレーニングによって大きくしたり、細くもできると言えます。

基礎代謝を維持、向上させるためには速筋を増やすことが必要になります。 そうするとトレーニングでは筋肉を肥大させるための適切な負荷をかける必要があります。 シェイプアップ目的の人のトレーニングでも筋肥大を狙った負荷でトレーニングを行っていただきますが、ほとんどの女性はボディビルダーのような体型になるどころか、余計な弛みが引き締まってスタイルが良くなっています。

一生懸命ウォーキングをしているのにスタイルに変化がないという人は筋肉が萎んで基礎代謝が低下している可能性がありますので、トレーニング内容を見直すことが必要かもしれません。