岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#60 最新身体調整テクニックを学んできました

スポーツトレーナーの礎を築かれた魚住先生から学ぶようになって4年になります。 身体調整やトレーニングなど多くのことを学ばせていただいたおかげで少しずつストレッチング、レジスタンストレーニングなどについての理解も深まってきたように感じます。

『自然体の身体』を作ることの大切さを感じて、ストレッチングや関節モビリゼーション、リンパドレナージュなどのテクニックについて何度も教わってきました。

何度も教わることで自然体の身体についての考え方も少しずつ変化してきました。 以前は肩・腰・膝の痛みに対して弾力のある筋肉、関節本来の動きを取り戻すことでゆがみや捻じれを直してリラックスした良い姿勢にして痛みを軽減・改善するために身体を調整するというイメージでした。

最近では自然体を作ることで血液やリンパといった体液の循環も正常になることで基礎代謝を改善させたり、食べた物はきちんと消化され、有酸素運動をすれば脂肪がエネルギーとしてきちんと使われるようにすることでシェイプアップにも繋がると考えるようになってきました。

そこで今回先生がこれまでの身体調整のテクニックをまとめられたものを教わる身体調整テクニックの研修を受けてきました。 定例勉強会とは違って2人1組で5時間、付きっきりで徹底的に指導していただけるので細かい部分までアドバイスをいただいたり修正していただきました。

今回教わったテクニックは呼吸、なでる、揺する、動かすといった非常にシンプルなものですが、ほんの少しの差で結果が大きく変わってきます。 そこにテクニックのレベルがはっきりと現れます。

以前先生から身体調整の時には相手の身体をもっと丁寧に扱うようにアドバイスしていただいたので自分なりに気をつけてやってきたつもりですが、先生にチェックしていただくと手の当て方、動かし方など基本的な部分の丁寧さが足りず、逆に声かけの部分では丁寧にしようとし過ぎて無駄な言葉が多くなってしまうなど本当に必要な丁寧さが足りていないことを痛感しました。

自分の手の特徴、相手の身体の大きさなどを理解して触れられたり、動かされる方が不快感を持たないように、なおかつ自分は1番良いフィーリングで相手の身体を動かせる手の当て方をするだけで結果が全く違います。

腕や脚を動かす時にも楽に気持ち良く動かせる方向、範囲を素早く見抜くことでどんどん動きが良くなり身体を緩めることができます。

筋肉を緩めたり、関節の動きを取り戻すというと治療家の施術をイメージしがちですが、相手に動いてもらったり、自分が誘導することで身体がどんどん整っていくのでこのテクニックは“トレーニング”だと感じました。

レーニングというとバーベルやダンベルを持って“身体を鍛える”というイメージをもってしまいがちですが、 トレーニングには「訓練する」、「教育する」という意味もあります。 この身体調整テクニックは良い筋肉の状態を教える、関節本来の動きを教える、血液やリンパの正常な循環を教える『身体を整えるためのトレーニング』です。 トレーニング指導をする者にとって必要なテクニックだと思います。

研修終了後、先生から修了証をいただきましたが、全てを極めたという意味ではなくこれからもまだまだ精進するようにと言われたような気がします。 今回教わった身体の扱い方、テクニックなどをしっかり自分のものにできるように実践→修正→再トライを日々繰り返していきたいと思います。