バックスイングの可動域を広げる秘訣は◯◯
姿勢の崩れが肩の柔軟性の低下に繋がることがあります。 クライアントの中にはゴルフ愛好家の方もいらっしゃいますが、肩の柔軟性が低下するとバックスイングで力んでしまうためショットの微妙な感覚が狂ってしまい、安定感に欠けてしまいます。
クライアントさんが、「トレーニングをするようになって筋肉が柔らかくなったらバックスイングがやりやすくなりました。」と喜んでいました。
ゴルフのスイングでは同じ方向に身体を捻る動作を何十回、何百回と行います。 同じ方向の動作を繰り返すと体幹の筋肉の緊張のバランスも崩れてしまいます。 しかし練習やラウンドの後に崩れたバランスを整えるようなことをすれば良いのですが、そういったことを習慣的に行っている人はほとんどいません。
ゆがみや捻じれが起きたままにしておくと筋肉が固まってしまって崩れた姿勢が習慣化してしまいます。 そうすると腰が痛くなったり、バックスイングで腕が挙げ辛くなってきます。
そうするとバックスイングで身体を捻じろうとした時に腰の筋肉の硬さなどを感じて大きくスムーズに動くことができなくなってしまうのですが、ほとんどの人はそれを体幹の筋肉が弱くなったと勘違いして筋トレで筋肉を強くしようとします。 しかし、そんな姿勢で体幹を鍛えてもバックスイングがスムーズにできるようなことはありません。
使い過ぎて縮んで固まっている筋肉を緩めると体幹の捻じれや骨盤のゆがみも直って姿勢や身体のバランスも整います。 骨盤や背骨を柔らかく動かすようなトレーニングを行ったり、胸や首といった縮んで固まりやすい筋肉を緩めてみると背骨が自然と真っ直ぐになり、良い位置で安定します。
頭を背骨の上にきちんと乗せ、自然な胸の張りを取り戻すと丸くなっていた背中も伸びてリラックスした良い姿勢になります。
姿勢が良くなると挙げ辛かった腕も楽に挙がるようになります。 背骨が良い位置に安定することで腰も回転させやすくなり、楽にクラブのヘッドを加速させられるようになるので力みもなくなります。
体幹を固めるのではなく、リラックスでバランスを整える方が身体が動かしやすくなってスイング動作がスムーズになります。 楽に振ってもドライバーの飛距離が伸びたり、ボールに角度が付くようになって狙ったところでボールが止まってくれるようになったり、ショットが安定します。