岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

大きな筋肉を作るには3ヶ月以上、筋肉を膨らませるにはたった1回!どちらが効率の良いトレーニング?

腰が痛いなど身体の不調を感じている人は痛みの原因を筋力低下、筋量低下だと考えて一生懸命強い筋肉、大きな筋肉を作ろうとしますが、筋肉を太くするには時間と労力とテクニックが必要なのでなかなか効果が出ません。

一般の方に必要な身体は日常生活を楽に過ごせる身体ではないでしょうか。 そのために必要なのは柔らかい身体、柔らかい筋肉を作ること、そして重いものを楽々動かす、持ち上げる身体の使い方を身につけることです。

柔らかい筋肉は弾力があります。 そしてそれなりの膨らみを持っています。 先日もクライアントさんが腰の張りを訴えて来られましたが、身体の状態をチェックしてみると筋肉の弾力性も低下しているために萎んで硬くなっていました。

硬くなった筋肉を緩めて身体を動かしやすくするために肩甲骨周りの筋肉、骨盤付近の筋肉を緩めるエクササイズを行い、前屈で腰周囲の筋肉を、股割りなどで下半身の筋肉の柔軟性を改善しましたが、身体が動かしやすくなるだけで筋肉の緊張も解れて姿勢や身体のバランスも良くなりました。

そこから筋肉をさらに良い状態にすることを目的にいろんなエクササイズを行いましたが、これだけでも終わった後は硬くなっていた筋肉が膨らみ、血流も良くなって弾力が出てきました。 クライアントさんもしっかり身体を動かしたのにトレーニング後は、「姿勢が良くなった気がする、身体のバランスも来た時よりも良くなって身体が軽い」と仰っていました。

大きな筋肉、強い筋肉を作ろうとすると終わった後に残るのは疲労感や翌日の筋肉痛といったものです。 運動に慣れている人なら我慢できるかもしれませんが、腰痛など身体の不調をすでに持っている人でこういったものに耐えられる人は少ないでしょう。 ですから腰痛を改善するために筋肥大のためのトレーニングをしていて適切な負荷でトレーニングを継続できている人をほとんど見かけません。 見かけるのは軽い負荷で息も上がらない、汗も出ない、余裕を持って終われる程度のトレーニングをしている人ばかりです。

できるだけ早く腰痛を軽減、改善するためには柔らかい筋肉を作る、筋肉を大きくするようなトレーニングではなく、元の自然な膨らみに戻すようなトレーニングという選択肢もあるということです。