硬い筋肉を押したり揉んだりしても腰痛は良くなりませんよ
筋肉が硬くなってしまうことで腰痛やひざ痛など様々な不調が起こります。 腰痛、ひざ痛を良くするためには筋肉を緩めることが大切です。
「筋肉を緩めましょう」というと、ほとんどの人は「筋肉をほぐせば良い」と思ってしまいますが、緩めるとほぐすは微妙に違います。
「ほぐす」というと、筋肉を引っ張ったり、押したり、揉んだりしてしまいます。 そうすれば筋肉の硬さは一時的にとることはできますが、防御反応が出てしまうのですぐに硬くなってしまいます。 また、筋肉をほぐすだけではゆがみや捻じれを直して骨格を整えることができません。
「緩める」というのは筋肉の緊張を解して硬くなった筋肉を柔らかくするだけではありません。 もともと持っている膨みを取り戻し、弾力のある筋肉にしていくことです。
そのためには強い力は必要ありません。 優しい力で手を当てる、さする、揺らしたり、息を吐くだけで緩めることができます。
トレーニングでも筋肉を緩めることはできます。 力を入れずに楽に骨や関節を動かして筋肉を使えば縮んで固まっている筋肉も元の状態に戻すことができますし、筋肉を使うことで血液の循環も良くなって膨らみ、弾力を取り戻すことができます。
筋肉が緩むとゆがみや捻じれも直るので骨格が整い、姿勢も良くなります。 だからトレーニングをした後に腰やひざの痛みが楽になるだけではなく、その効果が数日間続くのです。
筋肉をほぐすのではなく、『緩める』ことが大切なんです。