コアトレーニングで鍛えても腰痛は良くならない
腰痛は姿勢が悪くなって身体にゆがみや捻じれが起こって筋肉が硬くなって起こります。 悪い姿勢を長時間に渡って続けることで骨が変形して椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった腰痛が起こってしまいます。
普通は強い筋肉で腰を守ろう、筋肉を強くしてゆがみや捻じれを矯正しようと考えて腹筋、背筋を鍛えます。 代表的なものが『コアトレ』、『体幹トレーニング』と呼ばれるものです。 腰痛をテーマにしたテレビ番組やアスリートがやって腰痛を改善したというのを時々見かけますがそういったことを聞くとコアや体幹を鍛えれば腰痛が良くなるのではないかと勘違いしてしまいます。
しかし、これで腰痛が良くなることはありません。 全身の筋肉が硬くなってゆがみや捻じれが起こっているのに腹筋や背筋、胴体といった『部分』だけを強化する筋トレをしても全身のバランスは整えられません。 また、強い腹筋や背筋がないと背骨を真っ直ぐにできないわけでもありません。
大切なのは『背骨を真っ直ぐの状態で維持できる腹背筋のバランス』です。 そして真っ直ぐの背骨を維持するのに強い力は必要ありません。 弾力のある柔らかい筋肉にすれば楽に背骨を真っ直ぐで維持することができます。
腰痛改善に必要なのはコアとか体幹とかそんな流行りのエクササイズではなく、『姿勢を整えるトレーニング』なんです。 辛いトレーニングや難しいエクササイズをしなくても姿勢が整えばあなたの腰痛は軽くなります。