岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#70 身体の不調に対するアプローチについて学んできました

レーニングと身体の不調に対するアプローチの勉強のために大阪へ行ってきました。

パソコン作業のやり過ぎがどういう症状を引き起こすか想像できているか?

デスクワークのしている方の不調に対してのアプローチ法についての質問では、痛みの出ている部分ばかり見ていたことが上手くいかない原因だったわけですが、まずはキーボードやマウスでの作業をやり過ぎるとどういったことが起こる可能性があるのか、それをどれだけイメージできているのかというが自分の中にありませんでした。

原因の追究をして、そこからどれだけのアプローチ方法が思いつくか

レーニングに来る人のほとんどは骨に問題がない人です。 そうなると多くは筋肉のオーバーユースなどが原因の不調が起こるケースです。 代表的なのが指、手首、前腕、上腕、肩、首など。 不調が出ていれば動きの硬さや筋肉の張りなどが見られるはずなので、あとはそれらを元の状態に戻せば問題は解決できるというわけです。

対処法もどこにアプローチするかでいくつも出てきます。 筋腹なのか腱なのか、あとはその部分を緩めるためにどのような方法があるかを考えてみれば対処法もいろいろ出てきます。 対処法がいくつもあれば良い反応が見られなかった場合、すぐに次のアプローチを試してみて反応を見ることで最適なアプローチを見つけることができます。 1つの方法に拘る必要はなく、いろいろなアイデアを持っておくことで応用も利くということです。

言ったことがきちんと守られているかをチェックすることの大切さ

不調が起こらないように、姿勢が崩れてしまわないように日常的にできるホームエクササイズなどを指導することは次のトレーニングまで良い状態を維持するうえで重要なことですが、ホームエクササイズをきちんと実施できているか、本当にやっているのかをチェックしておくことも重要です。

そこが曖昧になっていればせっかくの良いアドバイスも台無しです。 ちゃんとやらなかったことが悪かったのか、アプローチが悪かったのか思ったような結果が出なかった原因がはっきりしなければ次の手の打ちようがありません。

姿勢はほどよく、楽に維持する

姿勢を作る時の指導で多いのが「アゴを引いて」、「背筋を伸ばして」というものです。 それが良い姿勢、正しい姿勢と言われるとどうしても強く意識してしまいます。 意識は筋肉の緊張を生みますから、そんな姿勢は長く続けることはできません。

大切なのは、『ほどよく』、『楽に』です。 別に腹筋、背筋を強く緊張させないと背骨が伸びないわけではありません。

意識して姿勢を作ってしまっている人の姿勢の意識を変えるためには意識してやっている姿勢で筋肉が緊張していることを認識させ、筋肉を強く緊張させなくても楽に良い姿勢は保持できることを感じさせることです。

実際に先生の誘導で骨盤などを動かしていきましたが、最期には良い姿勢になりましたが余計な緊張もなくリラックして座れていました。

筋肉の付き方はトレーニングで変えられる

良い姿勢、引き締まった身体を作る上でヒップアップして真っ直ぐ伸びた脚というのは重要です。 外国の人の立った姿、歩いている姿を見るとヒップアップしていますが太ももの前やふくらはぎに余計な筋肉の膨らみは見られません。

そういう体型を目にすると「そもそも骨格が違うから…」と考えてしまいますが、ヒップアップしたお尻や引き締まった太もも、ふくらはぎは筋肉の付き方の問題です。 太ももやふくらはぎが太いのは日常的にそこをよく使っている、お尻が垂れてしまうのはほとんど使っていないというだけのことです。

筋肉の付き方は身体の使い方、トレーニングのやり方で変えることができます。 あとはそういう筋肉の付き方をしていくためにどのようなやり方でやるかを考えて日々の生活動作やトレーニングを見直すことが大切です。

今回は立った姿勢から臀筋を使っていく簡単なエクササイズ、筋肉を活性化させる誘導を教えていただきましたが、非常に簡単にお尻を使う意識が掴め、終わった後はヒップアップして脚が長くなった感覚がありました。

炭水化物は食べても太らない

身体のむくみについての質問の中で食事の話になりました。 むくみの原因の一つに身体の冷えがあります。 そこでどういった食事をしているのかということも問題になってきます。

最近は炭水化物を制限するようなダイエットをするケースが多いですが、炭水化物をカットすると体重が減るが水分が抜けただけで脂肪が減ったわけではありませんし、炭水化物をカットしていた人が再び炭水化物を口にするとその糖質が数倍の水と結合し水膨れのような状態になってしまいます。

炭水化物は取り過ぎても水は身体に溜まりますが脂肪にはならないそうです。 また高炭水化物の食事と低炭水化物の食事を比べると高炭水化物の食事の方が消化などによって体温が上がります。 これは身体の冷えを改善することにも繋がります。

レーニング、身体調整、食事と新たな気づきがあった4時間でした。