トレーニングでも筋肉は柔らかくできる

普通の人のイメージは「筋トレ=筋肉を鍛える、硬くする、マッサージ=筋肉を緩める」といったところでしょう。 そうなると体が硬い、筋肉が硬い時にはマッサージで筋トレなんてしようと思うような人はほとんどいないでしょう。 しかし、体が硬くなっている、筋肉が硬くなっている人が柔らかい筋肉を手にいれるにはトレーニングをする方が効果的です。

クライアントさんが仕事が忙しかったせいで体を動かす時間がなく、筋肉がガチガチに硬くなって体が重いと不調を訴えてきました。

全身の筋肉は緊張して硬くなっていて姿勢も崩れてしまっていました。 前屈をしてみても腰や太ももの裏に突っ張り感を感じて床に手が届きませんでした。

まずは体操で全身の筋肉の緊張を解して前屈が柔らかくできるようにして姿勢を整えていきました。

それからダンベルを使ってウェイトトレーニングを行いました。 体が硬いとケガをしないように軽めの負荷で…と考えがちですが、筋肉の緊張が解れて筋肉の伸び縮みが大きくできるようになると自然と大きな力を出せるようになり、自重や１〜２kgのダンベルでは軽すぎて全然トレーニングになりません。

10kg以上のダンベルを使ってスクワットなどのエクササイズをしてみましたが「全然重たくないけど良い姿勢を維持するための腹筋・背筋の使い方がよくわかります。エクササイズも縮こまった体を伸ばすので気持ち良い」と仰います。

筋肉を太くするのが目的ではなく、使っていないために萎んで硬くなっていた筋肉を元々の大きさまで膨らませ、悪くなっていた血流を良くすることが目的でトレーニングを行いますから終わった後は姿勢がさらに良くなり、筋肉も膨らみ、血流も良くなって体が温かくなって辛さよりも爽快感の方を強く感じます。

ウェイトトレーニングで作った筋肉は硬いと言うような人もいますが、本やネットで調べた程度の知識のトレーニングだから硬い筋肉しかできないんです。 ちゃんとトレーニングすればそれなりの重さのダンベルを使ったトレーニングをしても筋肉は柔らかくなり、どんどん体が動かしやすくなり、姿勢も良くなります。 トレーニングとはそういうものです。