体が整うと少ない練習量でも良いショットが打てる
ゴルフをしている人の中にはとにかくたくさん練習すればショットは上手くなる、逆になかなか上手くならないのは練習量が少ないからだと考える人もいます。 筋肉は年齢を重ねてもきちんと鍛えれば大きくすることができますが、疲労からの回復力は年齢と共に下がってきて、疲れが抜けにくくなります。 つまり、ある程度年齢を重ねたゴルフ愛好家は練習の量よりも『質を高める』ことを考える必要があるということです。
ゴルフをされているクライアントさんが、「練習量は以前の何分の一だけど飛距離は全然変わらないし、むしろ今が一番良く飛んでいる。」と仰っています。
一番変わったのは『体の柔らかさ』、『筋肉の柔軟性』です。 ご本人も「バックスイングの可動域が以前より広がってからドライバーの飛距離が伸びた。」仰っています。
良いパフォーマンスを発揮するためには身体的な部分を高めることは大切なことです。 しかし、一般的には筋力ばかりが重視され、それ以外の部分を高めるようなトレーニングをしているような人はほとんどいません。
ゴルファーにとって大切なのは「柔軟性」です。 柔軟性というと筋肉が柔らかさくらいのイメージでしょうがしなやかな動きができる動きの柔軟性も大切です。
時々中学生くらいでもドライバーですごい距離を出すようなアマチュア選手もいますが、体型を見ても筋肉はそれほど大きいわけではありません。 しかし、ドライバーを振らせてみると大人顔負けの飛距離を出します。
大きな筋肉がないのにスイングで大きなパワーが出せるのは柔軟性が高いからです。 筋肉の伸び縮みが大きくできるので自然と大きな力を発揮できます。 また、スイングのパワーをアップさせるためにはヘッドスピードを高めることも重要ですが、バックスイングでもしっかり体を捻ることができるのでクラブのヘッドを十分加速させることができるので楽にヘッドスピードを向上させることができます。 だからドライバーの飛距離を出すことができるのです。
また、筋肉が柔らかくなることで姿勢や体のバランスも整ってきました。 ゴルフ愛好家で体のケアをしているような人はほとんどいません。 ゴルフは同じ方向にばかり体を回転させますから、徐々に体のバランスも崩れてきます。 崩れたバランスを整えずに練習を繰り返すと筋肉はどんどん硬くなり、次第にストレスに耐えられなくなり痛みを引き起こします。
ですが、トレーニングで筋肉を柔らかくし、崩れた姿勢や体のバランスを整えてきちんとケアすることで痛み知らずでゴルフを楽しめるようになります。 筋肉の状態、体のバランスが良いと体の動きも良いので質の高い練習を行うことができます。
体を衰えさせないために使った筋肉をきちんとケアして姿勢や体のバランスをいつも良い状態にしておくことは重要な大切なことです。