腰痛を治すには体の冷えを治すことも大切

腰痛というと筋肉が硬くなることだけが原因と思われがちですが、実は血液の循環も悪くなっています。 腰痛を抱えている人の多くは手足の冷えにも悩まされています。 だから硬い筋肉を押したり、揉んだり、ストレッチングで伸ばしても腰痛は良くならないんです。

筋肉が緊張して硬くなると血液の循環まで悪くなってしまいます。 血液の循環が悪くなると筋肉に必要な栄養や酸素が届かないだけでなく、老廃物を排出することもできません。

マッサージは硬くなった筋肉を押したり、揉んだりして老廃物を無理やり排出しようとしますので、押したり揉んだりした直後は多少筋肉の硬さは改善しますが、血流が根本的に改善されたわけではないのですぐに硬くなってしまいます。

筋トレも一般的なやり方では筋肉をさらに緊張させて重いものを持ち上げて筋肉を大きくしようとします。 そんなやり方だと筋肉は柔らかくなるどころかさらに緊張して硬くなってしまい、逆効果です。

ストレッチングもほとんどの場合は筋肉を無理やり引っ張って伸ばそうとします。 緊張して硬くなっている筋肉は伸ばされると防御反応を起こしてさらに硬くなってしまいます。

つまり、腰痛を改善するためにほとんどの人がやっているやり方では硬い筋肉を柔らかくするどころかさらに硬くしてしまっているから痛みが良くならないのです。

ところが、全身の筋肉を緩めるだけで筋トレやストレッチング、マッサージに整体などいろいろなことをやっても長年良くならなかった腰痛も良くなってしまいます。 それだけでなく、血液の循環が良くなって手足の冷えも改善されていきます。

先日も腰痛で悩んでいる人が相談に来ましたが、全身の硬くなっている筋肉を緩めて柔らかい筋肉にするだけで腰が軽くなり、痛みも良くなりました。

さらに、「血液が流れるようになったような感じがして体が温かくなってきた」そうで、手足だけでなく、全身の血行が良くなって体温が上がったようでした。

やったことは軽くさする・揺らす、呼吸する程度です。 一般的な筋肉を柔らかくする方法から比べるとかなり軽いものです。 その程度で筋肉は柔らかくなります。 さらにそれらは血液やリンパといった体液の循環まで整える効果があるので手足だけでなく全身が温まるような感覚が出たということです。

体のバランスを整え、血液やリンパといった体液の循環も良くしてあげれば腰痛は良くなってしまうということです。