変わりたいなら今やっていることをやめること

ジムにいると「筋トレをしているのに全然良くならない」、「ストレッチをしているのに全然良くならない」という話をよく耳にします。 それなのにそういった人は結果が出ていない筋トレ、ストレッチを続けます。 「続けていればいつか効果が出る」と思っているのでしょうが、やっても変わらないことはいつまでやっても変わりません。

望むような結果が欲しいなら今までと違うことをやらないといけません。 先日、ゴルフをしているという方から「筋肉が衰えてきたからか、ドライバーの飛距離がどんどん落ちてきているし、思ったところに打てなくなってきているんです」という相談を受けました。 スイングをすると腰の痛みを感じるようでした。 体の状態をチェックしてみても全身に捻じれやゆがみが見られ、筋肉もガチガチに硬くなっていました。

そこで筋トレは一切行わず、硬くなった筋肉を緩めて体のゆがみや捻じれを直すために骨盤を整えるエクササイズと簡単な体操を行いました。 すると筋肉は柔らかくなり、体も整って自然に立ってみても良い姿勢になりました。

その直後にボールを打ってみるとスイング動作がスムーズになり、楽に振っているのに良いショットが出るようになったと驚いていました。

今までは筋力がないからショットが悪くなっていると思い込んでいたのが、そうではなく柔軟性が低下してしまっていた、筋肉が柔らかくなるだけでこんなにすぐに結果に違いが出たことで「筋肉を鍛えないといけない」という発想から「柔軟性を改善すること、柔らかい筋肉を作るトレーニングをすればいいんだ」になって、日々体操などを行っているそうです。 ラウンドをしても今までよりも良い結果がさっそく出ているようです。

やっているのに結果が全く出ないものをやっていても「いつか」はいつまで経っても来ません。 結果が欲しいなら今やっていることをやめて、目的にあったものをちゃんとやることです。