体力がないのに技術を高めることはできない

競技の練習をすればするほど上手くなれると思っている人がいますが、その競技を初めたばかりの時であればある程度までは練習をだけでも上達しますが、技術練習だけではすぐに頭打ちが起こります。 高い技術のレベルのことをやるだけの『基礎体力（スタミナという意味ではなく、筋力や柔軟性などの身体的な要素）』がないからです。

トレーニングをして技術が上達することはありませんが、トレーニングで基礎体力が伸びることで高いレベルの技術を身につけるための練習をきちんとこなせるようになります。

ゴルフをしているクライアントさんはトレーニングを初めて柔軟性が向上しただけで、バックスイングの可動域が大きくなってきて、いくら練習してもできなかった自分の理想のスイングができるようになりました。 ドライバー飛距離もショットの安定感も出てきて最近はゴルフの調子が良いそうです。

トレーニングは筋肉を大きくするようなトレーニングではなく、筋肉を柔らかくして姿勢や体のバランスを整えることが中心ですが、筋力だけでなく柔軟性やスピードもバランス良く高まったことで高いレベルの技術を身につける練習がしっかりできるだけの下地ができたからでしょう。

特にゴルフという競技では柔軟性やスピードは欠かせません。 練習しかしない人はクールダウンをきちんとやりませんから硬い筋肉、硬い体でひたすら頑張るだけですから技術が伸びるどころか停滞したとしても仕方ありません。

本当に下手なのであれば技術練習にしっかり取り組みことが必要ですが、それなりにできるのに上手くいかないというケースのほとんどは筋力や柔軟性、スピードといった要素のどれかのレベルが低いことが考えられます。 それを引き上げるためにはトレーニングが必要になってきます。