岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

太ももを引き締めるために筋トレをする必要はない

太ももを細くするのに筋肉を鍛える必要はありません。 脚を細くしたいのに筋肉を鍛えるというのはおかしな話。 筋肉は鍛えれば発達する。 細くしたいのに発達させる手段を選ぶのだから狙った効果が出なくても当然のこと。

太ももを細くしたいという相談も多く届く。 今までに見たケースだと ・脂肪が多い ・むくみがある ・脚が捻じれて太く見える ・太ももの前の筋肉だけが大きい などがあった。

脂肪が多いタイプの人が脂肪を燃焼させるために筋トレをするという発想が一般的には多いが、筋トレで脂肪を燃焼させようとすればそれは大変な量の刺激を筋肉に与えないといけないので間違っているとは言えないが正しい方法、効率の良い方法ではない。

このタイプの人の根本的な問題は「食事」です。 基礎代謝を上げるために筋トレをするという方法も試したことがありますが、いくらいいトレーニングをしても食事に問題があると食べているものがトレーニング効果を打ち消してしまうので頻度を上げてトレーニングしても引き締まり効果はあまり見られませんでした。 しかし、食事をきちんとコントロールすると全身の脂肪が徐々に減ってくるに従って細くなっていきました。

むくみのために太く見えるパターンは循環の問題です。 このタイプはリンパの循環を良くしてあげるだけですぐに変化が見られます。 日頃も循環が滞らないように気をつけてもらえば太くなることもなくなります。

脚が捻じれているせいで太く見えるパターンも脚を真っ直ぐにするだけですぐに変化が出ます。 筋肉の緊張をゆるめて脚全体の筋肉の緊張度のバランスを取れば脚の捻じれも直って綺麗な真っ直ぐな脚になる。

太ももの前の筋肉だけが大きくなっているパターンは、「脚の使い方の問題」です。 立ち方、歩き方、階段の昇り降りの仕方、イスに腰掛ける・立ち上がるといった日常何気なくやっている動作の中に癖があります。 特に目立つのが膝の使いすぎ。 太ももの前の筋肉は膝を伸ばす働きがある。 その筋肉が発達しているのだから膝の曲げ伸ばしを使いすぎということ。

膝は股関節の曲げ伸ばしによって曲げ伸ばしするのが自然な脚の連動。 立ち方、歩き方、しゃがむ・立ち上がる、階段の昇り降りでの動作の手順、体の使い方を見直すと筋肉の形もバランスが良くなり、形も良くなってくる。

きつい筋トレなんてしなくても楽に太ももは細くできるんですよ。