岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

お米を食べてきちんとトレーニングすればスタイルアップできる

最近は糖質制限で短期間で減量させるというスタイルが増えていますが、「ダイエットして体重が減ったのに思ったほど体のたるみが減らない」という相談を時々受けます。 ダイエットとスタイルを良くするシェイプアップを同じことだと勘違いしている人にこういう失敗をするケースが多いですが、体重が減ることとスタイルが良くなるということは同じではありません。

私のトレーニングでは、姿勢から良いスタイルを作っていくので食事については今より体重が増えないようにだけしてもらうだけで極端な食事制限をしてもらうことはありません。 糖質制限をする人が多いですが、お米を食べてもO.K(むしろしっかり食べてもらいます)、トレーニングは週1回、それでウエストが細くなったり、膝のお皿の上のたるみがなくなるといった変化が出ています。

レーニングもきついことはほとんどやりません。 呼吸に合わせて気持ち良く体を動かしながら筋のポンプ機能を利用して血液や酸素を筋肉に送り、萎んで硬くなっている筋肉を膨らませて元気にしていきます。

以前に自己流できつい筋トレや食事を我慢しても全然スタイルが変わらなかったのに、今はきついことや我慢をしないで順調に結果が出るので驚かれます。

まだまだ糖質を制限してご飯を全く食べないなんて人がいますが、お米はよほどの量を食べないと脂肪になることはありません。 また、糖質を脂肪にして蓄えるために25%のエネルギーを使います。 そういうことから考えてもお米を食べてもなかなか太りません。 さらに1回の食事でお米を食べる量を増やせば、満足感が高くなるのでおかずの量は少なくて済みます。

脂肪は食べた分がほぼそのまま脂肪になりますし、たくさん脂肪を摂るようになると体は脂肪を使わなくなります。 そういった意味ではご飯を減らすよりもおかずの量に気をつける方が効率的と言えます。 満足感の高い食事をすれば間食をする必要もなくなりますから食べ過ぎがなくなります。 結果的に摂取エネルギーを減らすことに繋がります。

一方、運動で気をつけていただいたことは「筋肉をいつも良い状態にして良い姿勢で立つ、歩くこと」です。 筋肉をつけて基礎代謝をアップさせるというのは、『自分の持っている筋肉が良い状態にある』ということが大前提です。

運動不足だと言う人が多いですが、仕事もずっとイスに座ったままでほとんど動かないなど現代人は根本的に体を動かすことが少なくなっています。 そんな生活を続けていれば筋肉は萎んで硬くなってしまっています。 そんな筋肉を鍛えたところでなかなか筋肉も大きくなりませんし、基礎代謝がアップするようなこともありません。

しかし、元の大きさまで膨らませて筋肉が良い状態になれば下がっていた基礎代謝も戻ります。 これも言い換えれば基礎代謝のアップです。

筋肉が柔らかくなると骨格も整って自然な良い立ち姿勢にもなりますし、歩いても楽々と体を前に進めることができます。

体が軽くなると生活の中のいろいろなことが楽にできるので自然に活動量が増えます。 わざわざ筋肉を鍛えるエクササイズをしなくても立ち上がったり、歩いたり、階段の昇り降りで筋肉も自然に使われますから、衰えることもありません。

そういう生活をしていれば当然余分な脂肪が溜まることはありませんから、自然と体は引き締まり、スタイルも良くなってしまいます。 筋トレ+有酸素運動というのも間違ったやり方ではありませんが、こういう効率の良い方法もあるのです。