岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

感想「最近友人に会うたびに痩せた?って言われるんです。」

よく「痩せたいんですけどどんなトレーニングをしたらいいですか?」という相談が来ますが、痩せるトレーニングよりも食事を減らすことです。 ですが、体重が減ったからスタイルが良くなるわけではありません。 逆に、スタイルが良くなると体重はほとんど変わらないのに減量したように見られます。

今回のクライアントさんは昔着ることができた服をまた着られるようになりたいということで依頼をいただきました。 体重がそれほど増えたわけではないということでしたが、猫背で左右の肩や腰の高さが違うというように体のゆがみも見られ、全身の筋肉も緊張でガチガチに硬くなっていました。

ということで、まずは体のゆがみを直して姿勢を整えることを集中して行いました。 まずは全身の筋肉の緊張を緩めるために身体調整を行い、それにプラスして体操のような簡単な運動で姿勢を整えていきました。 基本的な体の使い方がわかってきたところで体のバランスを整えるためにスクワットを行ったり、上半身を気持ち良く伸ばすためにプルオーバーやショルダープレスといったエクササイズをそれなりの重さを使って行いました。

姿勢や体のバランスが整い、筋肉の弾力性が出てきたところですが、周りの人が気づくくらいの変化が出てたようです。

はじめはこんな楽なトレーニングで本当にスタイルが良くなるのか疑問だったようですが、結果が出てきたので「気持ち良く体を動かして結果もちゃんと出るからトレーニングが楽しくなってきた」と言っています。 こちらは数ヶ月先の姿をイメージしながら逆算的にトレーニングプログラムを考えていますから、こういう結果になるのはわかっていましたが。

ちなみに体重はほとんど変わらないそうです。 最初に書いたように体重は「食事」です。 筋肉を増やして基礎代謝をアップさせて体重が減るような効果が現れるまでには時間がそれなりに必要です。 短期間で効率良く減量するにはやはり食事を変えることですが、体重が減ったからスタイルが良くなるわけではありません。

スタイルを良くするための効果的な方法が「トレーニング」です。 しかし、スタイルを良くするトレーニング=筋肉を鍛えるトレーニングとは限りません。

スタイルが崩れて見えてしまう原因が体脂肪が多いことではなく、姿勢の崩れが原因ならそれを改善するトレーニング、姿勢、体のバランスを整えるようなトレーニングを行えばきつい筋トレなんてしなくてもスタイルを良くすることはできます。