岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

走る練習をしているのにタイムが縮まらない、だんだん遅くなっている。どうすればいい?

市民ランナーの方でジムのランニングマシンで頑張って走っている人は多いですが、「走る練習をしているのにタイムが全然縮まらない」という相談をよく受けます。 マラソンというと長い時間、距離を走り続けるのでスタミナが大事だと長い時間走るような練習ばかりに偏りがちですが、長く走り続けるということは当然スピードを落として走ることになります。 すると遅いスピードで走る感覚を覚えてしまいます。

たしかにスタミナは大切ですが、タイムを縮めたい、今よりもランニングスピードを高めたい人に遅いスピードで走るスタミナが必要でしょうか? そういうことを考えて練習している人なんてほとんどいませんから、長くやっている人ほど遅くなるというのも当然の結果と言えます。

そうなればやるべきことが決まってきます。 「速く走る感覚」を身につける練習をすることです。 マラソンに出るような長い距離を走る人は長い距離のタイムはそれなりに良くても1kmのような短い距離のタイムがそれほど速くないという人が多い傾向があります。 短い距離のスピードが遅くてそれよりも長い距離を走るスピードが上がるはずがありません。

ランニングをやったことがない人を指導したことがありますが、そういった方でもスムーズな走り方で走る感覚を掴ませ、走る練習も疲れたら止めるようにして最初から遠くまで走らなくていい、長くやらなくてもいいというアドバイスで走ってもらっていると自然と気持ち良いペースで長く走れるようになってスタミナも付いていき、ゆっくり走れば長い距離でも走れるようになっていきました。

LSDとかインターバルトレーニングとか本やネットを調べれば走るための練習方法は簡単に見つかりますが、そういった方法よりも基本的なこと、一番大切なことを忘れないようにしないと思うような結果を得ることはできません。