岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

気になる部分の筋トレをしてもたるみは引き締まらない

お腹の余分な体脂肪を落としたい、内もものたるみを取りたいということで気になる部分を使う筋トレを一生懸命頑張っている人を目にしますが、それで気になる部分が引き締まったというような人をほとんど見かけません。 むしろ筋トレしているのに全然効果が出ないと言っている人の方が多い気がします。

全身に繋がって付いている体脂肪がトレーニングした部分から減っていくという発想自体に無理があります。 使ったところだけ落ちていくようならスタイルで悩む人がこんなに多いはずがありません。 ということは、そんな単純な発想でうまくいくものではないということです。

また、エネルギーを消費して体脂肪を減らそうという発想もあまり効率が良いとは思えません。 体脂肪は1kgで約7,200kcalものエネルギーを持っているのにちょっと筋トレを頑張ったくらいで簡単には落ちないというのも容易に想像できるのではないでしょうか。

太ももは筋肉の緊張が原因で太く見えてしまうケースが多いですが、それなのに負荷をかけてトレーニングをして細く引き締まるでしょうか? 軽い負荷でトレーニングすれば筋肉は引き締まると思われがちですが、最近では軽い負荷でも限界までやれば筋肉は太くなると言われていますから、引き締まるどころか余計に太くなるでしょう。

そういったことから考えてみるとトレーニングをしても意味がないのかということになりますが、そうではありません。 筋トレという手段ありきで考えているからいろいろ矛盾が出てくるだけで、スタイルを良くしたいというなら、スタイルが良く見える、細く見えるようなトレーニングのやり方でやればいいということです。

姿勢を整えるというのもやり方の1つです。 目的によってトレーニングのやり方も様々なものがあるということです。

筋肉に効かせることが目的なのか、スタイルを良くしたいのかよく考えてみることが大切ということです。