岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

筋トレをしなくても良い姿勢は簡単に維持できる

姿勢が悪くて悩んでいる人から相談を受けますが体を緩めるとほとんどの姿勢の崩れが整います。 すると「トレーニングを続けないと姿勢がまた悪くなりますよね?」と質問されます。

姿勢というとサポーターのような付けていると良い姿勢に矯正してくれるというものもありますが、矯正は強制です。 どんなに見た目が良くても体や脳がきつい、辛いと感じれば防御反応で元の崩れた辛くない姿勢に戻ってしまいます。

一方、体を緩めて整えた姿勢は“骨で立つ”その人本来の自然な状態を取り戻していきます。 そういう姿勢は立っているのも楽、歩いても楽、いろんなことが全て楽々できるようになります。 そういうものは防御反応も出ませんので前の崩れた姿勢に戻るようなことはありません。

筋肉を鍛えて強い力で引っ張って骨を真っ直ぐにしようとするのなら筋トレも必要でしょうが、骨で立つ自然な良い姿勢を保持するために必要なのは筋力ではなく、“緊張のバランス”です。 全身の筋肉が均等に緩く、立つために必要な最低限の緊張があれば十分で大きな筋力は必要ありません。 そうすると、自然体の良い姿勢を保つために必要なトレーニングは「毎日自分の体を重力に対して楽に、軽く動かせるようにする」だけ十分です。

姿勢が崩れてしまうとしたら何かを頑張ってやったり癖で体を動したせいで緊張のバランスが崩れてしまった時です。 トレーニングではそういう崩れの根本的な原因を解消するために日常生活動作を楽にする体の動かし方のトレーニングも行いますのできちんとできていれば姿勢が崩れるようなことはないということです。

姿勢は矯正するものではなく整えるものです。 そのためにやることは体を緩めること、楽にスムーズに気持ち良く体を動かすことそれだけで十分です。 きついことを頑張ってやる必要はありません。 そういうことは長続きしません。