岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

筋肉を鍛えないと基礎代謝は上がらないのか?

先日もテレビで「太る原因は基礎代謝の低下。年齢と共に筋肉が衰えてしまうので基礎代謝が下がってしまう。基礎代謝をアップさせるために筋肉を鍛えましょう。」と言っていましたが、そういうことはほとんどの人がわかっています。 けど続けられないというのが現実です。

相談に来る人の中には筋トレをやっていた時は体重も減っていったがやめるとすぐに戻ってしまうという人もいます。 頑張って筋トレをしてようやく体重が減るわけですから、頑張らないとそれを維持することはできないし、やめれば太ってしまうというのは結果としては間違っていないと思います。

それじゃあと筋トレをやっても結局はまた同じことです。 どうして筋肉が衰えてしまうのかを考えてみると鍛えていないからではなく、「動かしていない」からです。 通勤などの移動も車、仕事もデスクワーク、仕事でヘトヘトになって家に帰ったらひたすら休むだけ。 こんな生活で筋肉が衰えてしまうのも当たり前です。

動かしていないために萎んで硬くなってしまった筋肉は膨らませて元々の弾力のある柔らかい筋肉にすれば下がってしまっていた基礎代謝も戻る、今よりも基礎代謝がアップするという考え方もできます。 使っていないために萎んでしまっているものを元々の状態に戻すだけですから、ハードなことをやる必要はありません。 筋肉を収縮⇄膨らませることで筋のポンプ作用によって酸素や栄養を含んだ血液が動かした筋肉に届けられます。 それを繰り返すだけで筋肉は元々の状態まで膨らみ、弾力のある柔らかい筋肉になります。

相談に来る人に共通していることに「体温が低い」ということもあります。 普段体を動かしていないわけですからそれも当然なのですが、体温が下がると基礎代謝も下がると言われています。 体温を最低でも平熱(36.5℃)まで戻せば基礎代謝もアップするはずです。 筋のポンプ作用によって血液の循環が良くなると温かい血液が体中を巡るますから体が温かくなります。 大きな負荷をかけないで体を動かすだけなのに体が温まって汗が滲んできます。

全身の筋肉を動かせば筋肉が均等にゆるくなりますから自然と姿勢も良くなります。 楽に立てるようになりますし、脚も軽くなって歩きが楽になります。 緊張で硬くなった筋肉の重たい体を動かすのは大変ですから運動をしようとする気も起こりませんが、体が軽くなるといろいろなことが楽々できるし、疲れないので自然と体を動かす機会が増えてきます。 そうすれば筋肉を使うわけですから衰えたり基礎代謝が下がることもありません。

たいした運動をしていないのに姿勢が良くなってスタイルが良くなるし、お付き合いで外食をして体重が増えてもすぐに戻る、体重が徐々に減るようになったという人もいます。

こういう運動のやり方なら良い状態をキープするためにやることは体を緩めること、いつも体が軽い、動かすのが楽という状態を維持しておくだけですから特に難しいこともありません。 それでももう少し体重を減らしたいならそれから少しずつ食事の内容を見直していけばさらに効果が期待できるでしょう。