岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#94 シェイプアップトレーニングについて学んできました④

レーニングの勉強のために大阪へ行ってきました。

今回のテーマは「シェイプアップの考え方とそのアプローチ法」でした。

何回も繰り返しやっているテーマなので指導するとそれなりには変化はあるが結果は今ひとつということもまだまだ多く、トレーニングの理解を確認できる良いテーマです。

基礎代謝アップを考える前に低下した代謝機能を戻す

減量、引き締めというと「体脂肪を減らしたい→基礎代謝をアップさせる→筋トレで筋肉を付ける」というのが一般的ですが、筋トレしているのに計算通りに体重が減らない、ウエストが細くならないという問題が出てきます。

そうなると問題の原因から考えてみる必要があります。 例えば、最近ではストレスで自律神経が乱れている、体を動かすことも少ないために低体温の人が増えてきています。 体温が下がれば代謝機能も下がります。 そんな状態でまず考えないといけないことは基礎代謝をアップさせることではなく体温を戻し代謝機能を戻すことです。 筋肉を鍛えるトレーニングではなく、体温を上げるような運動、日頃の入浴などトレーニング以外の日の過ごし方を考えることが重要です。 そうして体温を確保していけば自然と健康的な体重になる、体型が作られていくということです。

腹筋の考え方を改める

エストのたるみが気になる人に多いのが猫背のような不良姿勢です。 姿勢が崩れる時はほとんどが前に崩れ、その結果お腹が出たようなスタイルになります。

それに対してシットアップのような腹筋運動で鍛えて出ているお腹を引き締めようと考えますが、たいていうまくいきません。 お腹が出ているように見えている原因は姿勢の崩れだからです。 そんな人に対してはトレーニングでウエストの変化させて今まで以上に変わった感覚を感じさせることや日頃の姿勢をどう維持する、させるかが大事になってきます。

腹筋というと上体起こしをするための筋肉と思われがちですが、その考え方を変える必要があります。 腹筋は特定の関節を動かすための筋ではなく、内臓の働きを良好に保つ、姿勢を維持するという新しい考え方に基づいて簡単な腹筋を刺激するエクササイズを教わり実際にやってみると短時間でウエストの変化、姿勢の変化を感じました。 腹筋を刺激して内臓を働かせることは便秘を解消する、余計なものを溜めておかずにきちんと排出することは減量やウエストを細くする効果も期待できます。

脚の形は筋肉の緊張が作っている

太ももを細くしたいというのもよくある相談です。 皮膚のたるみやお皿の上のたるみ、太ももが太く見えてしまうのは筋肉の緊張が原因です。 股関節周囲の筋肉を全て使うと脚はきれいに真っ直ぐになります。 股関節にアプローチする身体調整のテクニックで股関節がスムーズに動くようになることで脚の形が変わってしまいました。 さらに膝関節のアプローチをプラスすると筋トレをしなくても太ももが細く引き締まりました。

弾力のある筋肉を求めていく

細く引き締めるためのトレーニングというと軽い負荷で回数を多くするようなトレーニング方法が一般的ですが、最近では軽い負荷でも限界まで繰り返せば筋肉は肥大するということがわかっています。 それだけでなく限界までやるようなトレーニングはきついので続けられる人はまずいません。

また、細いというイメージの勘違いを正すことも大切です。 筋肉に弾力がありソフト感があるスリムな体型を作っていくということが女性にとっては大切になってきます。 スリムな体型を作るために必要なのは筋肉を鍛えることではなく、「筋肉のポンプを働かせること」です。 食べたものの栄養や酸素を筋肉、細胞に届けることで体温を確保し代謝機能をきちんと維持することで結果的にスリムな体型になっていきます。 全体が変われば部分も変わります。 筋肉のポンプに強い力は必要ありません、スムーズに動くことです。 大きな負荷をかけてきついエクササイズをする必要もありません。 呼吸に合わせてスムーズに筋肉を動かすだけです。 あとはターゲットをどの筋肉にするかということを意識して刺激の方法を工夫するだけです。 それだけできついことをしなくてもスタイルを良くなります。

その他にも簡単な猫背を修正するアプローチや鎖骨を綺麗に見せる、簡単にウエストを細く見せるテクニック、お尻に効かせるスクワットのポイントや動きの見方など新たにいろいろ学び、充実した4時間になりました。