岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

頑張る=力を入れる、楽にやる=適切な手順、使い方で体を動かすこと

歩くと疲れる、イスに腰かける・立ち上がる動作や階段の昇り降りがしんどいのが筋力低下だと思っている人が多く、もっと軽々できるようにするために下半身の筋肉を鍛えて強くしようとしますがだいたい結果は変わりません。

ある動作をすると疲れてしまう、楽々できないというのは筋力低下よりも疲れるようにやっている、しんどくなるようにやってしまっているせいだけのことがほとんどです。 筋肉が疲れないように、楽々と動作を行うためにはスムーズな流れるような動きで行うことが大切ですが、疲れる、しんどくなるという人の動作を見ると動きがぎこちない、ある部分に余計な力が入ってしまうというような動作の“癖”が見つかります。 疲れないように、体を楽々動かそうとするときに「頑張って」やろうとしてしまいがちですが、頑張るということは力を入れることです。 その意識が逆効果になってしまうということもあります。

スムーズで力みのない流れるような動作をやるために必要なのは「リラックス」です。 リラックスして動作するというと力を抜くことを意識してしまいますが、意識しても力は抜けません。 それどころか余計に力が入ってしまいます。 リラックスしてやるには適切な手順、動かし方で体を動かすことです。 そのために難しい意識やアドバイスは必要ありません。

楽に歩きたいなら脚を一生懸命動かすのではなく、“重心移動”や“腕振りのリズム”を使えばいい。 イスにスムーズに腰かけるには“足首から緩める”ようにやればいいですし、楽々立ち上がるには“股関節”を使えばいい。 階段の昇りを楽にしたいなら“反動”を使えばいいし、楽に降りたいなら“重力”を利用すればいい。 どれも自分で一生懸命やる必要はありません。

楽にやる、適当にやる、いい加減にやるというと手抜きをイメージしがちですが、適切に体を動かさないと楽はできません。