岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#102 身体を整えるトレーニングについて学んできました 5

日頃のトレーニング指導の見直すために大阪へ行ってきました。

魚住先生が考案された「速筋線維を快で刺激する魚住方式のトレーニング」を学ぶようになって解決できる問題が増えてきたこともあり、腰痛、ひざ痛だけでなく、最近は股関節の痛み、肩の関節の動きが悪いといった悩みをお持ちの方からトレーニング指導の依頼をいただいております。

体の痛み、不調といった問題に対して良い結果が出るようになってきたのは自分のトレーニング指導について高いレベルの方にチェックしていただく、アドバイスをいただけるというのが大きいと思います。 うまくいかないものでは自分が見えていなかった問題の原因がわかることでうまくいくようになり、今それなりにうまくいっているものではさらにトレーニングの質が上がり、さらに良い結果が見られるようになりました。

勉強というと新しいトレーニング法や身体調整の技術を学ぶというものも多いですが、個人的には自分の日頃の指導を見直すことで今まで学んできたことをきちんと理解できているのか再確認できますし、教わったことの理解がさらに深まり、指導技術のレベルがアップし良い結果に繋がってきているように感じます。

今回も指導している中で思ったような結果が見られないもの、自分なりにはうまくいっているように感じるものについてチェックしていただきました。

思ったような結果が見られないものについては基本的な動き方、動かし方に問題がありました。

肩関節の運動がスムーズにいかず速筋線維を刺激するための伸張反射がうまく引き出せないケースでは相手が余計な力を入れず、楽に動かせる腕の軌道、手の平の向きといったポイントをうまく掴めていないために関節の軸回転、振り子運動で動かすように誘導できていま戦でした。 誘導もただ動かす方向に持っていくだけでなく、相手の腕の捻じれ、筋肉の緊張を感じ取りながら無理のない動きで動作させることで結果が大きく変わってきます。

実際に先生のサポート、誘導を受けながら動いてみると動きのやりにくさ、難しさを感じることがありません。 終わった後は筋肉の緊張が緩み、膨らみ、弾力性が出てきます。

肩甲骨周囲の筋肉の緊張を解くためにやっていた肘回し、腕回しも動かし方や軌道に無理があり筋肉に緊張が出てしまうせいでうまく緊張を解けていませんでした。 筋肉に余計な緊張が出ない、肩甲上腕関節や肩甲骨に無理のない動きで動かしてみるとやはり筋肉が緩み、膨らみ、弾力性が出てきます。 大きな違いはありませんが、どこを動かすイメージなのか、どの方向に持っていくと無理がないのか、ほんの少しのことで結果が全く違います。

股関節に痛みがある方のイスの座って立ち上がる動作がバランスよくできないケースでは、脚の向きや使い方、足裏への体重のかけ方といったところに問題がありました。 股関節に問題がなくても立ち上がりにくい、しゃがみにくいように動作するとバランスが崩れてしまいます。 バランスが取れている、安定していると相手に感じさせるにはどうしたら良いかということになりますが、ちょっとした脚の使い方で安定感が格段にアップしました。

うまくいかないことだけでなく、自分なりにはうまくいっていると思うケースもチェックしていただきました。 新たにやっている二関節筋を刺激する動きでも手首の使い方、腕の軌道などが少し変わるだけで筋肉の膨らみ、弾力性が全然違います。 それだけでなく新たな動きのパターンを教わり、エクササイズのバリエーションも増えました。

また、エクササイズをさらにきちんと行うための道具のアイデアもいただきました。 股関節の問題に対して行うエクササイズでの踵を安定させるアイテム、ひざ痛の問題に対して膝関節の適切な動きを教育するためのエクササイズで膝の軌道を安定させるアイテム、足首のエクササイズをする際によりスムーズに足首を動かせるアイテム、どれもちょっとした工夫でできる簡単なものですが、その発想の柔軟性の凄さを強く感じました。

さらに立ち姿勢、歩き姿勢を良くするための足裏の感覚を高めるアプローチなど新たなアプローチもたくさん教わることができました。

自分の指導の見直しだけでなく、すぐに指導に生かせる考え方、アプローチ、アイデアもたくさんアドバイスいただき非常に充実した学びになりました。