岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#105 自然体の姿勢を取り戻すためのトレーニングを学んできました

今年最初の定例勉強会に参加するために大阪へ行ってきました。

今回のテーマは「自然体の考え方とその作り方」でした。

肩や腰、膝、股関節など様々な痛みや不調を抱えた方が相談に来られますが、ほとんどの場合、仕事中の作業姿勢、日常生活の中での癖によって筋肉の緊張のバランスが崩れ、姿勢が崩れた結果起きてしまっています。 骨や関節に問題があってもトレーナーが骨や関節をいらうことはできませんが、「筋肉」にアプローチすることはできます。 姿勢を整えるためにできるのは筋肉の緊張のバランスを立て直すことですが、痛みや不調の原因となっている原因を見抜き、それに対して適切なアプローチを行い、「骨で立つ」自然な立ち姿勢に戻すことで解決できる問題も増えてきました。

そうすると姿勢の崩れや体の捻じれが起きている原因の見立てを立てることが重要になってきます。 見立てが合っていれば難しいことをしなくても簡単な方法で問題を解決することができますが、見立てを誤ってしまえばいろいろやっても良い結果にはなりません。 姿勢の評価にはいろいろなものがありますが、このような痛みや不調の原因を見つけるというのは教えてもらうだけでできるような簡単なものではありませんが、先生の見えているものを教えていただくことで、少しずつ見方がわかってきて、それまで自分には見えていなかった問題が見えてくるようになります。 とは言ってもまだまだ先生には見えていて自分には見えていないものが多くあるのでこれからも見抜く目を養っていく必要があると感じています。

個人の質問では、立った時に膝を前に向けてもつま先が大きく外を向いてしまうケースについてアドバイスをお願いしましたが、足首をきちんと噛み合わせるということのインプットが少なかったという問題がありました。 踵骨をきちんと安定させたり、つま先が外を向かないように修正するために皮膚テーピングの応用した方法を教えていただきました。 皮膚テーピングについては何度も教わっていましたが、こういう場面で使う発想がありませんでした。 実際テーピングをしてみるとつま先が自然な向きに勝手に来るので強制されているような嫌な感じもありませんし、立ち方も良くなったように感じました。

また、アキレス腱の完全断裂の方のリ・コンディショニングでイスの立ち上がる・しゃがむ動きについてチェックしていただきました。 自分の中ではずいぶん良くなったように感じていたのですが、太ももの前に緊張が出るような立ち上がり方をしているので、それを修正すればもっとスムーズにできるようになるということで大腿骨の動きをイメージしたスクワット動作を教わりましたが、少し動きのイメージを変えるだけで立ち上がりだけでなくしゃがむ動作もグッと楽になりました。 足を置く位置を変えたり、イスの高さを変えていけばさらに良くなるというアドバイスをいただいたのでさっそくやってみようと思いました。

他にも筋肉の緊張を緩める様々なアプローチを教わりましたが、先生の発想もさらにレベルアップ、バージョンアップしていました。

肩甲帯の筋肉の緊張を緩めるための前鋸筋を意識したアプローチ、体の中を流れる電気の流れを整える金属を使ったアプローチ、太ももの前の緊張を緩めたり股関節の動きを良くするための運動でもっと筋肉の緩みを出すためのちょっとした工夫の仕方など多くのことを教わりましたが、どれもシンプルなのに結果が抜群に良くなります。

現場でさっそく使えそうなものをたくさん教わることができ、充実した4時間でした。