岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#110 身体を整えるトレーニングについて学んできました 9

魚住方式のトレーニングの指導を見直すために大阪へ行ってきました。 定期的に自分の指導の内容、やり方について見直しをしていることもあって指導の成果は良くなっていますが、上手くいっているものでも“もっと良くするには”と考えてみるとこれで十分だとは言えず、まだまだ修正、改善の見込みがたくさんあります。

股関節の痛みに対しての指導も上手くいっているように感じていましたが、動きのバリエーションが少なく、もっと動きのバリエーションを増やす必要性を感じました。 股関節は自由度が大きい関節なので1つの角度だけでは特定の範囲の動きしか良くなっていないのでそれでは不十分です。

バリエーションというとどんな運動、動きをやらせるかという発想になりがちですが、ポジションが変わるだけでも同じ動きでも刺激は違ってきます。 同じ動きでもイスに座るのか、地面にお尻をつけるのか、仰向けに寝るのかなど座る高さや上体の角度でもいくつもバリエーションは出てきますし、脚の曲げる角度でもいろいろ違いが出てきます。

動きのバリエーションを増やすという点でポジションは重要ですが、実際に体を動かしていく中でもポジションは非常に重要です。 股関節の内・外旋の動き1つとってみても、ほんの数センチ、数度の違いで筋肉に余計な緊張が出てしまいますが数センチ、数度変えるだけで筋肉の緊張が出なくなり動きも柔らかくなり終わった後の筋肉の状態が良くなります。

数センチ、数度の違いは誘導、サポートにも言えることです。 腕の動きを利用して体幹の筋肉の弾力性を高めようとした時に、手の当てる位置、相手の手の平の向きをどのようにするか、腕を持っていく方向のちょっとしたことで体幹の筋肉への刺激にも差が出ます。 適切な誘導、サポートで動く、動かすと筋肉の膨らみ、弾力が違うと感じました。

ちょっとした違いですが、見た目の大きく違うということではないので普通に見てもなかなかわからないのですが、高いレベルでないと見えないものを実際に教わることができるというのは非常に大きいですし、今回もペアでの受講でしたが、ただ教わるだけで終わらず良い感覚を掴んで終われたので現場での指導の結果もまたさらに良くなりそうです。