岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#134 身体を整えるトレーニングについて学んできました 16

魚住先生のラボに伺って魚住方式のトレーニング指導を見直してきました。

前回の個人教授の際に、いつ誰が来ても同じようなことをするのではなく「その日の相手のトレーニングの目標は何なのか」を考えなければいけないというアドバイスをいただき、今日のその方のトレーニングの目的は体作りなのか疲労の回復なのかといったことを考えて取り組んでみました。 その中で崩れた状態を元の自然体の状態に早く戻す、動きやすい状態にしてから体を動かすことの重要性を感じました。

筋肉の緊張を緩める手段として皮膚テープや遠赤外線ドライヤーを活用することで早く元の状態に戻せるようになりましたが、今回は先日の勉強会の中でも出てきた圧迫を使って動きやすい状態を作るアプローチや血流を良くするアプローチを教わりました。 圧刺激で頭や首、胸椎や腰椎、仙腸関節といった部分を刺激すると脊柱周りの筋肉の緊張もしっかり緩みます。 それに血流を良くするアプローチを加えてみるとさらに体の動かしやすくなりました。 動かす前の準備の大切さを強く感じました。

指導の中の細かなテクニックについてもチェックしていただきました。 今回は前屈の細かな部分を徹底的に行いました。 胸椎、頚椎の動きはうまく引き出せるようにはなり、一見すると上手くできているように見えてはいても腰椎や腰仙関節の動きがうまく引き出せている感覚がありませんでした。 その原因は誘導の仕方に問題がありました。 先生がやっているのと同じようにやっているつもりでも誘導の微妙な部分が違います。 細かな手での誘導を修正してみると腰椎、腰仙関節の動きや脊柱がしなっている感覚が手に伝わってきます。 ちょっとしたことで結果が全然違うのでちょっとしたことを丁寧にすることの大事さを改めて感じました。

立位での前屈動作では筋肉の繋がり、関節の動きの繋がりを見落としていました。 そういったことをイメージして前屈をすると股関節の屈曲動作も大きくなり、背筋が伸びた感じだけでなくお尻の筋肉の形も変わった感覚がありました。

また、股関節の動きが悪くしゃがむ立つという動作がスムーズにできない方には蹲踞をきちんとやれるように持っていく、四つ這いでの運動を組み合わせてみると蹲踞がやりやすくなるということを実感しました。

それ以外に肩甲骨や鎖骨の動きを良くして上腕肩甲リズムを改善するアプローチ、ヒップアップトレーニングの考え方などについても教わりました。

さっそく現場の指導で良い結果が期待できそうな実りある学びの時間でした。