岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

姿勢の良し悪しは目線の高さに現れる

一般的に言われる良い姿勢は頭から踵のラインが真っ直ぐと言われます。(実際に骸骨を横から見ても頭から踵までが一直線になるようなことはないのでそれ自体、不適切ですが・・・) img_5725

猫背の姿勢になると特に背骨のラインが崩れてしまいます。 それを直そうと意識的に胸を張ったり、肩甲骨を寄せて背筋をピンとしようとしますが、意識的に作った良い姿勢は長くは続きません。 肩に力が入っていたり、腰が反ってしまうといこともありますが、もう一つ大事なことを忘れているからです。 それは“目線の高さ”です。 猫背の人は胸が下がり、頭が前に出るので目線が下がってしまいます。 胸を張り、背筋を伸ばしても目線の高さは変わりません。 だからすぐに猫背の姿勢に戻ってしまうのです。

姿勢は「筋肉の緊張度のバランス」です。

外枠の筋肉の緊張をゆるめて緊張度のバランスを取ることです。

筋肉の緊張度のバランスが整って体幹が凹みのない綺麗な筒状になれば自ずとその中を通っている背骨のラインも元の良いラインに戻ります。 そうすると自然に背が伸びた感覚が出てきます。 そして目線が高さの違いに気がつきます。

いつも良い姿勢を維持するには目線が高いということを気がついた時に認識する、目線が下がってしまった時には肩甲骨を動かすなどして筋肉の緊張をゆるめることをすれば自然と維持でき、良い姿勢が癖になってきます。

姿勢を良くするためには、良い姿勢をしようとする意識ではなく、良い姿勢の“感覚”をいつも脳に教えてあげることです。