岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#141 身体を整えるトレーニングについて学んできました 17

魚住方式のトレーニングを見直すために魚住先生のラボへ伺いました。 岡山でのクリニックや勉強会、個人教授で学んでいることもあり最近では体をゆるめるというと面では良い結果が見られることが増えてきました。

最近の課題は長く見ている方への指導のケースです。 エクササイズでは速筋線維を使っているのでじわじわ筋肉は膨らんできているように感じますが、「せっかくトレーニングをしているのでもう少し筋肉を膨らませて見た目を変化させたい」という要望に対してトレーニングの成果が自分が思うような変化が見られていませんでした。 筋肉の変化が小さいということは“刺激の量”の問題だと考えていましたが、どのようにトレーニング強度を増やしていけば良いのか、そのバリエーションに悩んでいました。

筋肥大目的でやっているスクワットについて先生にチェックしていただくと、切り返し動作で速筋線維は刺激できていて回数もそれなりにたくさん繰り返していて「刺激の量」は多くても筋肉の使われ方は少なく、強度はそれほど大きくなっていないために筋肉がしっかり膨らまないという問題が見つかりました。

重さを使わず、スクワットの強度を上げるバリエーションを教わり、実際にやってみると10回で下半身が重だるくなり、3セットやっただけでもそれなりに疲労感がありました。エクササイズ後は脚もパンプアップした感じがありました。 上肢の運動では、腕のちょっとした角度の変化、動かす範囲の変化をつけるだけで腕の重さだけで胸や背中の筋肉がしっかり膨らみました。

筋肥大させるには強度を上げることが必要だとわかっていても重さ以外のバリエーションの発想が思いつきませんでしたが、大きな気づきがありました。

その他にも身体の調整のテクニックや股関節に問題がある方のイスでのしゃがむ・立つの動作についてもチェックしていただきましたが、ちょっとしたポイントのズレが結果に現れていました。

思ったように仙腸関節周囲の筋肉の緊張が緩められなかったのはやり方に原因があり、仙腸関節よりも股関節の動きを良くするようなアプローチになっていることにありました。 足の形を整えるアプローチでも中足骨の動きを良くするアプローチでの動かし方に足りない部分がありました。 股関節が悪い人のイスからの立ちしゃがみでは足の位置、動作の中でどこに体重を乗せるかといった部分がきちんとできていないためにやりにくい動作になってしまっていました。

ちょっとしたことですが、それを修正するだけで腰やお尻、下半身の筋肉の緊張の緩み方、しゃがむ立つの動作も大きく変わるように思いました。 ちょっとしたことを丁寧に取り組むことの大切さを改めて感じました。

今回は頭皮をゆるめるアプローチや股関節の動きが悪いケースで動きを良くする新たなアプローチについても教わりました。これらも簡単で、ちょっとしたことですが感じる変化は大きなものです。 普段の指導でさっそく使えそうで、大きな変化が期待できそうなアプローチです。

アプローチしてこんなもので良いと思うことは「停滞」であり、もっと良くするためのもっと良い方法はないかを考え、常に追求していくことの大切さも教わりました。 日頃の指導でも心がけていきたいと思います。