岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#149 トレーニングについて学んできました

今回の定例勉強会のテーマは「エクササイズの考察」でした。

トレーナーにとってエクササイズ指導は基本ですが、一番問題が多いのもエクササイズの指導です。なぜうまくいかないのか、満足のいく結果を出すためにはどう考えればいいのかを整理するいい機会です。

満足のいく結果が得られないというのは「目的に合ったことをやっているか」に尽きます。

うまくいかないということのほとんどは目的とやっていることが合っていない、合っていると思ってたけれど細かな部分を分析してみるとそうではなかった、だから満足のいく結果が得られなかった、ある意味で「結果に嘘はない」ということです。

レーニング指導の基本であり、一番重要なのが相手の目的に合った適切なポジションで快で動かすかです。

それが一番難しいことでもありますが、どうしても本に載っていたものやセミナーで誰かから教わったことをそのまま相手に当てはめてやらせようとしてしまいます。

しかし、個別性の原則があるわけですから誰かと同じことを全く違う人にやらせてうまくいくことはほとんどありません。

満足のいく結果を出すためには本当の意味で個別性の原則を理解し、目的に合わせて適切なポジション、動きを選択できなければいけません。そのためにはいろんな動きを見て引き出しをたくさん持っておかなければいけません。今後はいろんな動きを見るような勉強を増やす必要性を感じました。

そういったことも踏まえていろんなトレーナーがSNSで発信している筋肉の柔軟性を高めるため、可動域を改善するため、不良姿勢を改善するためのエクササイズやストレッチなどを見ていきました。どんなものも全くダメということはなく、ある面では適切だが、それだけで全てを見たすことは難しい、目的に合わせてどう使うのかが大切なのですが、ほとんどのものがその目的からすると難しいことをやらせてしまいがちです。だからやっている側が筋力が弱い、体が硬いなどの問題があるかのように思ってしまいますが、本来目的を達成するために難しいこと、辛いことをする必要はありません。楽に、軽く、気持ち良くやって良い結果になるということもあっていいはずです。実際にいろんな動画を見ながらもっと簡単でいい結果が得られるやり方はないのかを考えてみると、ポジションを少し変えてみるだけで動きのやりやすくなります。それでいて結果は良い、そんなものがいろいろ出てきます。きついこと、辛いことをすることがハードトレーニングではなく、楽なことでもしっかりやれば刺激は大きくなる、刺激の量、時間を増やすことでさらに刺激を増える。ハードトレーニングの考え方も一方的にならないようもっと広く考えることも必要です。

スクワットやデッドリフト、リフティングの動きの見方、修正法についても考えてみましたが、動きのスムーズさがない時は重りが重そうに見えていましたが先生がワンポイントアドバイスするだけで動きがスムーズになり、楽に重いものを持ち上げているように見えるようになりました。

動きを変えるには相手の脳にある動きのイメージ、手順、やり方を書き換える必要がありますが、それには細かいことをたくさん言うのではなく、相手に感じさせる、認識させることが重要でこちらは難しいことを言う必要はないということを先生が指導されているところを見て感じました。

基本的な動きの理解、言葉の選択など何年も学び続けていてもトレーニングの指導は奥が深く、これで良いということは決してありません。

来年も今年よりも少しでもレベルアップできるよう引き続き実践と学びを繰り返していきたいと思います。