岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

呼吸で体の捻じれを直すことができる

立っていても座っていても姿勢は知らず知らずのうちに本来の自然なリラックスしたところからズレて、自分がやっている作業が効率良くやれる、やりやすい状態になろうとします。 だから捻れていても不快感を感じない、むしろ無理矢理姿勢を正そうとした時の方が違和感や不快感を感じてしまうということもよくあります。

しかしほとんどの人は崩れた姿勢でいると肩が凝る、腰が痛くなる、股関節や膝が痛くなるなど様々な体の不調を感じ、それがストレスになってしまいます。 やはり崩れたり捻じれた体の状態から本来の自然な状態に戻す方が良いと思います。

姿勢を直す方法はいろいろあります。 最近はSNSでストレッチングや体操、エクササイズの動画をいろいろ見ることができます。 そういったものをやるのも悪くありませんが、崩れた姿勢を直すというのは言い換えれば本来の自然な姿勢に“戻す”ということです。

そうなれば「楽」、「容易い」、「やさしい」というような心地よさを感じられるようなアプローチをしてみるというのも1つのやり方として使えるのではないかと思います。 それが「呼吸」を使ったアプローチです。

先日、偏頭痛があり薬を飲んでも全然良くならないといった方のケースでこれをやってみたところ頭痛も改善されました。 その方は頭痛がありましたが、姿勢が崩れていて体も捻れていました。 呼吸をやってみても全然吸えない、吐きにくいなどやりにくさがありました。 そこで顔・胸・お腹の3カ所を正面・右・左のうち楽なポジションをそれぞれ見つけ、呼吸しやすいポジションで息を吸って吐いて楽に呼吸ができる、リラックスする、気持ち良いと感じる、そこからもう一度吸って正面向きに戻って吐くということをやってみると姿勢の崩れや体の捻じれも直り、本来のリラックスした姿勢に戻りました。 体の捻じれ、姿勢の崩れが直ると頭痛も消えました。

今回使ったパターン以外にも体幹の軽い前屈・伸ばし、左右の倒し、左右の捻りで息を吸いやすい方を見つけ、そこで呼吸をするというパターンもあります。

呼吸は特別な場所も道具も高度なテクニックも必要ないのに簡単に崩れた姿勢から本来のリラックスした姿勢を取り戻すことができるのでかなり使えると思います。