岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

歩き始め、階段の昇りなど脚を上げると股関節が痛い。原因は?改善法は?

脚を上げようとすると股関節に痛みが起きるという相談がありました。

○○をすると痛みが起きるという場合、痛くなるような脚の上げ方をしている、捻じれた体の状態で脚を上げようとしているなど動作に問題があることがほとんどです。

1週間の間に同じ相談を数人から受けましたが共通して立ち方に崩れが見られました。 痛みが出る方に体重をかける立ち方です。 いつも同じ方に体重をかけているわけですからそちらの脚は腰から脚にかけてはずっと緊張していたので強い緊張がありました。 捻じれて筋肉がガチガチに緊張している状態で股関節がスムーズに動くはずもありません。

こういう時はまず全身の筋肉の緊張をゆるめて立ち姿勢を戻してみることが先決です。 肩甲骨を動かしたり、骨盤を動かしたり、脚をブラブラしてみたり、そうして全身の筋肉の緊張がゆるんでバランスが取れれば自然と立ち姿勢も良くなります。

立った時の左右の足の裏への体重のかけ方に差がありましたので足の裏を刺激するようなこともプラスしておくと左右の足の裏全体にきちんと体重がかかるようになり、さらにリラックスした立ち方になります。

そうして脚を上げてみると大抵は痛みなく上げることができるようになります。 それでも痛みが出る時は脚の上げ方の問題です。 多くの人が脚を上げる時に太ももを胸の方に近づけるような上げ方をしますが、そういう上げ方は股関節の本来の動きとは外れた動きなので太ももの前の筋肉が緊張してスムーズに上がりません。

脚を上げようとするのではなく、膝のお皿を前に出す(膝蹴りするようなイメージ)でやってみると太ももに余計な緊張が出ることなく楽にスッと脚が上がります。

骨に異常がないのに痛みが起きる場合、姿勢の崩れはないか?動作の手順・やり方に問題はないかをチェックしてみることです。