岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#172 体力トレーニングについて学んできました

今月の勉強会のテーマは「体力トレーニング」

・体力とは

体力というとスタミナ、筋力、スピードなど1つの要素で考えるものではなく全ての要素が含まれます。
体力は行動体力だけでなく防衛体力というものもあり、免疫機能や精神面、休養面、栄養面などもあります。
体力を構成する要素のバランスを整えることがコンディショニングです。

・一般の人に必要な体力とは

一般の人にとって必要な体力は何か、どのように高めていくかということを考えてみると、自分の持っている細胞を100%活性状態を作ることになります。

良い細胞の状態を作るためにすることは動かすことです。
特別なことをする必要はありません。動かすことは運動をしないといけないということでもありません。
歳をとるから筋肉が萎縮するわけでも体が硬くなるわけでもありません。
使っているか、いないかだけです。

最近はストレスによる自律神経の乱れ、睡眠障害、鬱のような精神的な面の問題が増えています。
そういったものに対してトレーナーがトレーニングという手段でできるのは細胞を活性化する、全体のバランスを整えること。

防衛体力を高める上でのトレーニングの負荷条件を考える時に大切なのは、やっていて楽しいかどうか。
こちらが先導してやることを決めるのではなく、やらせた時の反応を見る。
相手が楽しいと感じること、気持ち良いと感じること、やりたくなるようなことです。
相手の顔を見てから何をするか決定するということでも構わない。
1つのエクササイズで変化を確認させる。そういったことをしながら続けてもらうことが大切です。

スポーツのパフォーマンスを高めるということで考えてみると身体的な要素は全て高いレベルで揃える必要がありますが、体力が高ければパフォーマンスも高くなるとは限りません。
素質の違いというものがあります。
誰でも上手くなることはできますが限界はあります。
自分の持っている能力を最大に発揮するには体力を整えておくこと、そのようなトレーニングプログラムを作成する必要があります。

レーニングを考える時に筋力優位で考えるのかスピード優位でいくのか、そのさじ加減がなかなか難しいところです。
筋力優位となると筋肉を大きくすることを考えますが、パフォーマンスはスピードがベースになる。
筋力を高めてからスピードを高めていくというのやり方もありますが時間と手間がかかります。
スピード優位でも速筋が働くので筋肉は大きくなる。
確実にスピードを付けてそこに筋力を高めていくという考え方の方が理にかなっているのではないかと思われます。

スピードを高める方法としては柔軟性を高めるようなアプローチも考えられます。
筋肉の柔軟性、弾力性を高めることでも筋肉を膨らませることはできますし、体が柔らかくなることでスピーディーに動くことができるようになることも期待できます。
また、テクニックに問題があるなら体の使い方を修正することで動作スピードが高まり、その動作のパワー高めることもできます。

レーニングを行う時に測定、評価もセットでついてきますが、時間を費やしてトレーニングしたことで自分がどこまでレベルアップしたのかを評価することが重要。
自分のレベルが上がったということを実感できるテストを設定する。
測定ありきで評価やトレーニングを行うのではない。

今回はなかなか難しいテーマではありましたがトレーニングについて今自分が考えアプローチしている方向性が間違っていないということの確認もできましたが、一方で一般の方でうまくいっている考え方がスポーツパフォーマンスとなるとうまく応用できていないなと実感するところもありました。