岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

首を回すと痛い。改善するにはどうすればいい?

今回は首やを回すと痛いという相談。回せないわけではなく、片方には回せるがもう一方は痛みが出るとのこと。

最近書いたり、パソコンを操作したり手を使った作業をすることが多くなり、その頃から痛みがで始めたとのこと。

姿勢をチェックしてみると、
・左右の肩と腰の高さが違う
・首が前に倒れ、頭が前に出ている
・背中が丸くなっている
・巻き肩気味・肩を後ろに引いている
など体幹の捻じれ、歪み、傾きが見られた。

手を使うことが多いこともあり利き手側は肩から指先まで筋肉が緊張して固まってしまっていた。
背中や腰なども緊張して全身が緊張が固まっているような感じだった。

手の使い過ぎによる腕の筋肉の緊張によって左右の肩甲帯がアンバランスになり、体幹も崩れてしまったことが痛みの原因と思われた。

問題を解決するには全身の筋肉の緊張をゆるめて筋肉の緊張度のバランスを整えることです。
そこでうつ伏せの状態で全身がリラックスできるポジションをとって5分ほど寝てもらった。
首や肩、腕、背中、腰、お尻や太もも、ふくらはぎまで全体の筋肉の緊張が緩んでリラックスした感じが出てきた。

次に腕をぶらぶらと動かして腕、肩、胸の緊張をゆるめ、肩甲骨を動かして肩甲骨周囲の筋肉の緊張をゆるめてみた。

上半身の緊張がゆるむと体幹の捻じれや歪み、傾きも直り、首を動かしてみても左右とも痛みなくスムーズに回せるようになった。痛みのなかった方もいつもよりさらによく動くようになったことに驚いていた。

下半身の調整も行って全身を整えると楽に立てるようになり、特に背筋を伸ばしたり胸を張る意識をしなくても良い姿勢で立てるようになっていたことにも驚いていた。

どこか一部の崩れや不調も全身のバランスが崩れてしまっていることの影響であることが多い。
気になる部分をあれこれするのではなく、原因から考えて全身を整えて根本から改善することが大切です。