寝ても寝ても眠い。なかなか抜けない疲労感、倦怠感を解消するには
今回は寝ているのにいつも眠いという相談。
睡眠も浅い気がする。疲労感、倦怠感が解消されないとのこと。
ここ最近、庭の草抜きや家の中を整理を長時間やっているとのこと。
身体の状態をチェックしてみると、腕の筋肉が強く緊張していたり、体幹の捻じれや歪み、傾きが起きていたり、脚も捻じれていて手の指先の冷えや肩や首に凝りを感じていたり、背中や腰の強い張りを感じているようでした。
体幹の筋肉の緊張度のバランスが崩れてしまっているため呼吸をしても肋骨が十分に広がることができないので浅くなってしまっていました。
こういったことからも自律神経のバランスも崩れてしまっていることも考えられました。
問題を解決するには全身の筋肉の緊張をゆるめて捻じれや歪み、傾きといった崩れを戻して十分な呼吸ができるように戻すことになります。
まずは使い過ぎて筋肉が緊張して硬くなってしまった腕を神経を刺激したり、肩の力を抜かせてゆるめると手の指先の血行が良くなってきたようで身体が温まったようだった。
それ以外にも首の凝りも軽減し、首も楽に動かせるようになった。
腕回しを軽く行ってもらうことで肩甲帯の動きも改善され体幹の緊張も弛んで捻じれや歪み、傾きといった崩れも改善された。
体幹の崩れが直ると脚の捻じれも直り、立ってみても二本脚でバランスよく立てるようになり、体のどこかが緊張するようなこともなく、リラックスして立てていることを感じられたようだった。
それから改めて呼吸を行ってみると肋骨が広がったり戻ったりする動きも戻ってきて楽に長い呼吸ができるようになった。
呼吸を繰り返しているうちにリラックスしてきたようで眠くなってきたようだった。
トレーニング後の様子を伺うと、トレーニングした日はよく眠れ、次の日は疲労感や倦怠感もなく体が軽かったそうです。
身体の緊張は自律神経のバランスの乱れにも繋がり、睡眠にも影響してきます。
特に手の使い過ぎによる腕の緊張は体幹の崩れにも繋がりますので緊張したままにしておかないできちんと緊張をゆるめて弾力のある柔らかい筋肉に戻すようなケアを日々行ってあげることが大切です。