岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

朝起きた時に腰が固まって起き上がれない。動かそうとすると腰が痛い。改善するにはどうすればいい?

今回は朝起きた時に腰が固まって起き上がれない。動かそうとすると腰が痛いという相談。
動かしていると徐々に動くようになるとのこと。
寝方に問題があるのか気にされているようでした。

問題はどういう姿勢で寝ているかではなく、捻じれたり傾いている状態で寝ていることではないかと考えられます。

実際に仰向けに寝てもらってみると、すでに仰向けで寝るのが辛くて横を向きたいと言ってきました。
仰向けに寝た時に体幹も捻れていて、腰もベッドからかなり浮いている、膝も曲がっているなど、とてもリラックスしているようには見えませんでした。

話を伺ってみると、家の掃除や荷物の整理など長時間作業をしていたようです。
腕や肩、首、背中、お尻、太もも、ふくらはぎなど全身の筋肉が緊張していました。

問題を解決するには長時間の作業で捻れたり傾いてしまった身体の緊張をゆるめて元のバランスに戻すことです。

腕と一緒に頭を動かして首の捻じれや傾きを直して頭の位置を良くしたり、肩を上下に動かして肩甲帯(鎖骨、肩甲骨、上腕骨)のバランスを戻して腕や体幹の緊張をゆるめると捻じれや傾きも直って腰の緊張もゆるみました。

頭の位置のズレ、上肢、体幹の崩れが直ると脚の捻じれも直って立ち方も良くなりました。

プラスして呼吸運動やイスのしゃがむ-立つ動作なども行って身体のバランスを整えて改めて仰向けに寝てみると腰が浮いていたのや膝が曲がっていたのも解消され、仰向けに寝るのが辛いという感じも解消されました。
起き上がりもスムーズに体が動くようになり問題は解決されたようでした。

基本的なことですが、使ったらきちんと元に戻すようにケアをすることです。
それを怠ると痛みや不調を引き起こすことになります。