ランニングマシンと地面を走るのとで何が違うのか？

フィットネスクラブにはランニングマシンが置いてあります。 ランニングマシンで走っている方のほとんどは陸上を走っている時と同じ感覚で走っています。

しかし、ランニングマシンはベルトが動いていますので、陸上と同じ走り方で走ることは難しいです。 重心を前に移動させながら走っているならまだ良いのですが、ほとんどの方は昨日書いた歩き方と同じ、『踵から着地してつま先で蹴る』で走ってしまっています。

その走り方で動くベルトの上で走ると脚が後ろに流れてしまい脚が前に出てきません。 時々前に進もうと走っているつもりがだんだん後ろに下がってしまうといったことがあります。 最悪の場合、つま先から着地してしまい、自分の方に向かってくるベルトとズレる力が発生してしまい、膝などの関節に強いストレスをかけてしまい、痛める危険があります。

ですから、ランニングマシンで走る時にはそのマシンに合わせた走り方をする必要があります。 それは『走らない』ということです。 ベルトが動くわけですから、走ろうとすること自体に無理があります。 なので、ランニングマシンで走る時は、ピョンピョンとその場で弾むような走り方をします。 そうすればベルトが勝手に動いているので走っているように見えるということです。 マラソン大会出場を目指してランニングマシンで走る方が多いのですが、走ったところで陸上で走るのは速く走ることは難しいと思います。

持久力向上させるための心拍数できちんと運動を続けることでスタミナがついて、一定のスピードで走り続ける距離が長くなり、結果としてタイムが良くなるということは考えられますが、陸上を走るのを速くするのなら、やはり陸上を走る練習をすることが一番です。