岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

体の硬さの原因は?

身体が硬い人が念入りにストレッチングをして筋肉を伸ばそうとしている風景をよく目にします。
ですが、多くの人はストレッチングをやってもほとんど柔軟性の改善が見られません。
そうすると本当に筋肉が縮んでいるから身体が硬いのか?という疑問が出てきます。

ストレッチングで感じるツッパリ感は筋肉ばかりではない

身体が硬い人がストレッチングである程度まで筋肉を伸ばすと突っ張ったような抵抗感を感じると思います。
その抵抗感の多くは筋肉を覆っている“筋膜”によるものと推定されるとも言われています。
実際にトレーニングの中で筋膜を伸ばすようなストレッチを行いますが、2分ほど伸ばすと筋肉も緩み、柔軟性に改善が見られる人もいます。

筋肉を伸ばすのが良いのか緩める方が良いのかをよく考える

ストレッチングは“伸ばす”とか“引っ張る”という意味です。
縮んだ筋肉を伸ばすことがストレッチングということです。
筋肉を伸ばしてみても柔軟性に改善が見られなければ目的と方法が合っていなかったということになりますので、ほかのアプローチを考えてみることも大切です。

例えば“皮膚”にアプローチしてみても短時間で変化が現れます。
筋肉と皮膚は反対の動きをするので一方に皮膚の皺が偏ってしまうと筋肉の動きの邪魔をしていまいます。
皮膚を軽く摩るような感じで皺伸ばしをするだけで筋肉が緩んだ感覚が出てきます。

関節を一定のリズムでスムーズに曲げ伸ばししたり、回旋させることで相反性抑制(主働筋が収縮する際に拮抗筋は弛緩させる命令が神経から出る。互いに拮抗しあう筋肉の活動を抑制するメカニズム)によって筋肉が緩み、柔軟性が改善することもあります。

呼吸や揺らぎを使って筋肉をリラックスさせ、余計な緊張を抜くだけで筋肉が柔らかくなって柔軟性が改善することもあります。

『身体を緩める』ということだけでも様々な方法があります。
筋肉を伸ばしたいのか?筋肉を緩めたいのか?そこをよく考えてストレッチ、ストレッチングの方法を選ぶことが大切だと思います。