岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#59 パートナーストレッチングについて学んできました②

今回のテーマは『パートナーストレッチング』 ストレッチングは今年2回目、勉強会に参加させてもらうようになって4年が経ちますが毎年繰り返し学んでいますが、毎回その奥の深さを感じます。

・やり方を真似るのではなく、常に工夫しながらトライして技術を磨くことが大切

同じストレッチングをやってみても手を当てる位置、当て方、引っ張り方などが違うだけで結果が全く変わってきます。 ちょっとしたことですが、そこが技術の差です。 常にいろいろ工夫しながらトライしながら技術を磨くことが必要だということをいつも痛感します。

ストレッチングというと一般の人でも知っている言葉ですが、結果の差が技術に現れるくらい奥の深いものです。 肩が凝っていたり、腰や膝が痛いなど身体に不調を感じる人もまずは筋肉を柔らかくするためにストレッチングを行うというケースも多いですがそれで筋肉を緩めることは非常に難しいことです。

硬い筋肉は緊張を緩めてあげると伸ばしやすくなります。 そして固まった筋肉を緩めるにはずっと同じポーズを撮り続けるよりも筋肉の収縮-弛緩を呼吸に合わせてリズムよくやる方が短時間で筋肉が良い状態になります。 そうすると筋肉を伸ばしやすくなり、ストレッチング後には身体が伸びた感じがして“快”の状態になります。 ストレッチングには技術が必要ですが、筋肉を伸ばす前に緩めて伸ばしやすくしておけばストレッチングが効果的なものになるということを感じました。

・姿勢改善のために縮んでしまっている屈筋を緩めてみる

長時間のデスクワークに従事している人は頭が前に出て姿勢も猫背気味になり肩凝りや腰痛などに悩まされるケースも少なくありません。 猫背に対するアプローチとして多いのは背中の筋肉を鍛えて背筋を伸ばそうとするものですが、今回の勉強会では縮んでしまっている屈筋を緩めていくという考え方のアプローチを行いました。

縮んで固まった筋肉を緩めると身体は軽くなり、頭の位置も良くなることてま姿勢もどんどん良くなっていきます。 さらに呼吸を組み合わせることで身体に酸素がしっかり行き渡ると胸の自然な膨らみが見られ、頭もスッキリした感覚がありました。

・トレーニングの意味を考えてみる

また、トレーニングという言葉の意味について改めて考えました。 トレーニングというと一般的には筋トレのイメージが強く、ハードにやるイメージが強いですが、トレーニングには訓練、教育といった意味もあります。 一般の人に必要なのは自然な良い姿勢、関節本来の動き、筋肉の弾力を維持する、脳にインプットすることです。 身体のバランスというと筋力など強度で考えてしまいがちですが、良い姿勢を維持するために必要なバランスは脊柱をきちんと立てることです。 そうなると鍛えなくても緩めて脊柱が立った状態を作ってもバランスは取れていると言うこともできます。 そうすると筋力を強化することだけがトレーニングではなく調整する、バランスを整えることもトレーニングになります。 大切なのは“目的”です。 トレーニングはあくまで方法です。 持久力を高めるトレーニング、筋力を高めるトレーニング、柔軟性を高めるトレーニングなどトレーニングにはどうしたいのかという目的があって最適なやり方で行うから効果を出すことができるものです。

そうするとストレッチングをすること、身体を動かして筋肉を収縮-弛緩をリズム良く繰り返して血液やリンパなどもきちんと循環させることも身体のバランスを整えるトレーニングと考えることもできます。 身体作り、トレーニングについて柔軟な発想で考えることが大切だということを改めて感じました。