岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

身体を整えると便秘も解消

ストレスで自律神経のバランスが崩れたり筋肉が硬くなって血流が悪くなると体が冷えてしまいます。 体の冷えは様々な不調を引き起こします。 便秘が起こるのも同じような原因だと思われます。

先日便秘気味といった方からの相談を受けてトレーニングを行いましたが、姿勢をチェックしてみても身体が捻じれてしまっていて仰向けに寝ると一方の肩や腰が上がってしまいます。 腰の下に手を入れてみてもしっかり入るくらい浮いています。

首や首筋だけでなく、胸筋、お腹、太ももなど全身の筋肉といった屈筋が縮んで固まってしまっていて、脚にはむくみも見られました。 呼吸をしてみてもお腹にしか動きが見られない浅い呼吸でした。

そこで、呼吸を自然な大きさに戻すため呼吸で肋骨がきちんと動くように何度も繰り返してみましたが、肋骨がきちんと動くようになるだけでも呼吸が大きくなりました。

そこから固まっている首や胸、背中などをさすったり呼吸したり、揺らして緩めていきました。 ストレッチングをいろいろやってみても硬さが取れなかったようですが、筋肉の余計な緊張が抜けると簡単に緩み、浮いていた肩や腰がベッドに自然に着くようになりました。 これだけで体幹の捻れは改善が見られました。

次にリンパを刺激していきましたが、便秘気味ということで腹部の辺りは手を当てるだけでも痛みが起こるくらい張りがありました。 そこから下半身にアプローチしていきましたが、むくみがありましたので股関節、膝のリンパ節を解放したり、足首を動かしてふくらはぎのむくみを解消していきました。 むくみがなくなるだけで太ももやふくらはぎはスッキリして細くなった感じもありました。

脚の捻じれも見られたので足首や膝の関節をきちんと噛み合わせてスムーズに動くように戻すことで脚が真っ直ぐになり、さらに太ももやふくらはぎが細く見えるようになりました。

調整後は血液やリンパの流れが良くなったことで身体が温かくなったようです。 姿勢も良くなり、立っただけで姿勢が良くなっていることを実感できたようです。

翌日の変化を聞いてみると便秘も解消され、不要なものが溜まる感じもなかったようです。 姿勢が悪くなることもなく1日中良い姿勢で過ごせたそうです。

便秘というと症状を改善するために薬を飲むという人も多いようですが、姿勢や筋肉のバランスが崩れることで血液やリンパの流れが悪くなったり、ストレスで自律神経のバランスが崩れることで身体が冷えてしまい、排泄機能が低下しているような人が多いように感じます。 薬に頼る前に自分の身体を外側も内側もきちんと整えてみることが大事ということです。