岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

冷え性を改善するためのトレーニングの考え方

冷え症で悩む人は多いですが、一般的に言われる冷え症の改善法は“筋トレ”、“ストレッチング”です。

たしかに手足が冷たい人は筋肉が硬くなっている人が多いです。 筋肉を柔らかくするということは大切だと思いますが、硬い筋肉はストレッチングで伸ばしてもなかなか柔らかくなりませんし、硬い筋肉に負荷をかければ余計に緊張してしまうので硬くなってしまいます。

末端冷え性の方は血液やリンパの循環が悪くなっているわけですから、循環を促進するようなことをやるのが1番の改善法だと思います。

わざわざトレーニングをしなくても身体調整で硬くなった筋肉を緩め、関節がスムーズに動くようにして体幹の捻じれや脚の捻じれなどを改善するだけでも簡単に冷えは改善することができますが、循環を促進するためのトレーニングということで考えてみると、やはりシンプルに“身体を動かすこと”だと思います。

実際に指導している中でも重いダンベルやバーベル、マシンといったものを使わなくても身体を動かすだけで、「冷たかった足先に血液が流れる感じがしてがポカポカしてきた」と言われます。

やっていることはシンプルに『関節をスムーズに動かすこと』です。 力に頼らず、楽に動かせる範囲で動かし、それをたくさんやることです。 脚の場合は足首の曲げ伸ばし、回す動きをきちんとやります。 膝や股関節も同じようなイメージで楽にできるだけいろんな動きで回数もたくさんやっていきます。 楽にやるので疲れることもありませんが、たったそれだけで下半身は温まってきます。

大切なことは“考え方”です。 静脈血やリンパは筋肉の収縮‐膨張によって運搬されます。 筋肉を収縮‐膨張させるのは関節や骨を動かすような運動になります。 そこに大きな負荷をかけたり筋肉を伸ばすような刺激は必要ありません。

こういったイメージで全身のありとあらゆる関節をできるだけたくさん動かすことで全身の血流は簡単に良くなります。

身体を動かすことが少ない人は体温が低くなりがちです。 そういった人も身体を温め体温を高くするだけで簡単に基礎代謝や免疫力がアップします。

ただし、循環は身体を動かすことで維持できますので何日も続くものではありません。 いつも良い循環を維持するためにも毎日短時間で良いので身体を動かすことを心がけましょう。