岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

「階段の昇り降りが辛いのは筋肉が衰えたから」は本当か?

階段を昇ると膝が痛い、降りると痛いという人から「どんな筋トレをしたら良いですか?」という相談がきました。 普段立ったり歩いたりできている人が階段の昇り降りで膝が痛くなる原因が筋力や筋量の低下であるのは稀なケースです。 階段を昇り降りすると痛くなるは痛くなるように昇り降りしているからです。

階段を昇る動作をやってもらうと痛みが出る原因が見つかりました。 そこで昇り方を変えてお尻を使って上がっていったり、踵で上の段のステップを踏んだ反動で昇っていくパターンを試してみました。 それだけで昇る時の膝の痛みを感じることもなくなりました。

降りる時に膝に痛みを感じる人は足を置きにいった瞬間、膝に体重の数倍のストレスがかかってしまうため膝に痛みを感じてしまいます。 降りる時は最低でも100kg以上の負担がかかるので筋トレでは解決できません。

降りる時の軸足の使い方を変えてみると着地の時の衝撃が軽減して膝へのストレスも減り、楽に降りられるようになりました。

階段の昇り降りのために必要な筋肉は階段を昇り降りすることで鍛えることができます。 サプリメントを飲んでも階段が楽々昇り降りできるようなことはありません。 それなりにトレーニングをする必要があるということです。