歩いても膝が痛くなくなる簡単な方法
走ると膝が痛くなるということは走り方が悪いということですからそれを直さないといくら筋肉を鍛えたりストレッチングで伸ばしても良くなりません。
走り方を直すなかで特に大切なのが「脚の動かし方」、「着地の仕方」といった部分です。
走ると膝が痛くなる人の走り方によく見られるのが、 ・踵から着地してつま先で地面を蹴る ・地面から離れた足が真っ直ぐではなく外周りして前にくる ・太ももの筋肉で一生懸命体を前に進めようとしている といったものです。
こういうことをやらないことが問題解決の方法になります。 そのためにはリラックスして自然な動きでやることが重要ですが意識してもリラックスは生まれませんから動きは直りません。 リラックスを引き出すためには無意識が必要です。
力を抜きなさい、リラックスしなさいと言うのは簡単ですが、大切な部分のリラックスを引き出すのは言うほど簡単ではないですが、ちょっとしたことでリラックスを引き出すことができます。
人間は一度に1つのことしか意識できません。 大切な部分以外に意識を持っていけば大切な部分は無意識になりリラックスできるようになります。
脚が必要以上に前に出過ぎないで足裏全体でフラットに着地できるポイントに手を置いて走るとリラックスした自然な動きになって走り方が良くなります。
走ると膝が痛くなるという人にこれを試してみましたが、それまで着地も綺麗に決まらず脚の運びもぎこちなくて少し走るだけで疲れてしまっていたのに手を置いて走るだけでスムーズな走りになり着地の動作も良くなりました。 走るペースを上げてみても動作は変わりませんし、辛さもありません。 最後は腕を軽く振って普通に走ってみましたが、それでも膝に痛みを感じることはありませんでした。
そういう走りをするだけで太ももの前の筋肉も緩んで柔らかくなりますし、お尻の筋肉がしっかり使われるのでヒップアップした立ち姿勢になります。
走り方を直すというといろいろな意識をしてしまいがちですが、意識して作った動きというのは不自然なものです。 『正しい』と言われる走り方でもやってみてやりにくさや違和感を感じればそれはスムーズな動きではありません。
大切なことはリラックスした自然な動きでスムーズに体が進んでいくということです。 そういう走りは気持ち良いですし、膝などに負担がかかることもありません。
