岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

姿勢に気をつけて背筋を伸ばして走っているんですが腰が痛くなってくる

腰痛の人から「痛くならない方法、痛みを治す方法を教えて欲しい」ということをよく尋ねられますが、一番大切なのは痛くならない方法を探すことよりも、『腰痛が起こる原因を追求すること』です。 良くも悪くも結果には必ず理由があります。 腰が痛くなるにも必ず原因があります。

走ると腰が痛いという人の場合、『走り方』、『ランニング姿勢』に腰痛が起こる原因が見つかります。

走ると起こる腰痛の原因で多いのが、「背筋を伸ばした姿勢で走ろうとする」ことです。 ランニング姿勢が良いことと背筋の伸ばした姿勢で走ることは同じように思えますが全く違うものです。 背筋を伸ばして走っている人は上体を真っ直ぐにしているイメージなのでしょうが、ランニングでは体は前に進んでいますので真っ直ぐにする意識だと反ったような姿勢になってしまいます。

そういった姿勢は腕振りにも悪影響を及ぼし、ランニングのスムーズさまで失くしてしまいます。 良い走り方だと腕は前の方が振りやすくなりますが、意識して背筋を伸ばして走ると反ったような姿勢で走っているようになるので腕は前には振りにくく後ろに引くような動きになってしまいます。 そういう走り方は後ろには進みやすいですが前に進むにはやりにくくなります。

後ろに反った姿勢で走れば当然腰に大きな負担がかかります。 週に何度も長時間そんなランニングフォームで走っていれば、腰の筋肉の疲労も限界に達して痛みが発生してしまっても不思議なことではありません。

ランニング姿勢のせいで腰痛が起こっているわけですから、ランニングフォームを直せばそういう腰の痛みも良くなっていきます。 見た目ではなく、体がどんどん前に進んでいく感覚を教えてあげれば自然とランニング姿勢も良くなります。 腕も前に振りやすくなり、腕振りのリズムに合わせて走ることで気持ち良く走れるようになります。 ランニングフォームが良くなれば腰が痛むどころか、今度は全身の筋肉の緊張が緩んで柔らかくなり体が軽くなります。

意識して作った動きを時にマイナスに作用してしまうことがありますので注意が必要です。