岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

フォームを意識しても全然飛ばないのに何も考えないで楽に振った時の方がドライバーの飛距離がよく出る

私のところに相談に来るゴルフ愛好家のほとんどが、コーチから手や腰といった部分の動きを細かく指摘されるのにドライバーの飛距離や安定感といった部分が改善されていないようなケースです。

私自身はゴルフをしたことがないですが、「振り方」という体の使い方の基本があります。 ですから、ゴルフでも「楽に、スムーズに流れるような動きで気持ち良く振る」というスタンスでアドバイスします。

「下半身を使って」とか「膝を内側に絞って腰が回転して腕は遅れてくる」とか「脇を締めて打つ」といった一般的によく言われる基本動作があります。 それを細かく見て指摘するのがよくある指導パターンですが、こういった基本動作はスムーズな動作でやれば自然にそうなる動きです。

レーニングを始めて3ヶ月くらいのゴルフ愛好家の方が、「コーチを付けていた時に手脚の細かいところを指導されても全然だったのに、最近は何も考えないで気持ちよく振っているだけなのにドライバーの飛距離がすごく伸びてきたんです。」と驚いていました。

楽に、スムーズに、要領よくというと「手抜きをする」ということをイメージするので楽にするということの本当の意味がわからないうちは「力が入らないんじゃないか」と思ってどうしても力を入れたり使ったりするので良いスイングが続きません。

しかし、楽に、スムーズに、要領よくやることの本当の意味が理解できてくると何回振っても良いスイングしかできなくなります。 楽に、スムーズにスイングするには理にかなった体の使い方ができないとそうならないからです。 楽に、スムーズに、要領よくやるということは最小のエネルギーで最大の仕事をすることで、ようは、余分な力やエネルギーは使わない、無駄なことはしないということです。 だから細かいことを言わないでスムーズに全身が動くようなアドバイスしかしないのです。

プロの一流の選手のスイングを見ても華麗で、流れるような動きです。 それは非常に美しく、惹きつけられます。 一方でアマチュアのゴルファーになると力に頼って動きに流れがなく、どこかギクシャクしたところが見え、美しいとは感じません。

ちゃんと自分の体が扱えないと楽にはできないということです。