岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

ファンクショナルトレーニングが最先端のトレーニング?

スクワットというと太ももの前を鍛えるエクササイズ、間違ったフォームでやると膝に大きな負担がかるので膝が痛くなるというイメージが強いのでしょう、最近は太ももの前だけでなく、太ももの後ろ、内もも、お尻、さらには腹筋、脇腹、背筋も鍛えることができ、効率良く体を引き締められるうえに減量効果も期待できるようなエクササイズがあるファンクショナル(機能的・実用的)なトレーニングが注目されているようです。

スクワットも従来のスクワットとちょっと違った動きをするだけで普段使っていない筋肉がプルプルして、それが筋肉を鍛えているような感じがするし、最新のトレーニング器具を使ってやるとさらに効果的に体が鍛えられる。 それでウエストも細くなって、太ももまで引き締まるし、体重も減ってくれるという実用的、機能的なトレーニングは有名トップアスリートのテニスのあの選手やメジャーリーガーのあの選手もやっていると話題になっています。

全米で話題になったりアスリートがやっているとトレーニングはどんどん進化しているように思えますが、トレーニング器具は新しいものが出てくることはありますが、トレーニングで新しいものというのはありません。 むしろ時代は逆戻りしているんです。

そもそも人間の動きは全てファンクショナルです。 ファンクショナルでない動きは何かと聞かれたらロボットのような動きと答えるでしょう。 人間がファンクショナルでない動きはないんです。 ファンクショナルでない動きになるとすれば、適切な手順で体を動かしていない、体の動かし方に問題があるだけです。

私はそう考えていますのでしゃがんで立ち上がるという至ってオーソドックスなスクワットをやってもらっていますが、 ・姿勢が良くなります。 ・体のバランスも良くなるので腰痛やひざ痛といった不調も軽減、改善します。 ・脚はきれいに伸びた真っ直ぐな脚になって太ももは引き締まって見えるようになります。 ・全身のスタイルが良くなるのでヒップも上がります。ウエストも細く見えます。 ・歩き方が良くなって綺麗な歩き姿勢になります。 といった効果が出ています。

どんなトレーニングにしたって動かすのは自分の体だし、骨・関節、筋肉です。 下半身だけでなく体幹の筋肉も使うという目的に合わせて適切な「動きの手順」、「体の使い方」でやるだけです。 そうすればその動きに関係する筋肉も刺激されますから体は変わります。

海外で話題になっていたりアスリートもやっているようなトレーニングが最先端でもないし、それをやると効果の出方が変わるなんてことはありません。 人間の体がどのように動くのか、動けるのかを知っていれば、やり方、体の動かし方を工夫するだけで誰もが知っているオーソドックスなトレーニングでもちゃんと結果は出ます。 テレビや本に出てくる最新のトレーニングという言葉に踊らされてはいけません。