岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

感想「硬くなっていた筋肉がゆるんで柔らかくなるだけで体が温まるんですね。」

余分な脂肪を減らすために筋肉を増やして基礎代謝を上げようと一生懸命筋トレに励んでいる人が多いですが、それはあくまで筋肉が良い状態の人の話です。

日頃体を動かすことが少ない、姿勢は崩れて筋肉はカチコチ、肩こりがある、腰痛がある、脚がむくんでいる、冷え性・・・そんな人に必要なのは筋肉をハードに鍛えて基礎代謝を上げることではなく、まずは体をノーマルな状態にして硬い筋肉を柔らかくする、姿勢を整える、血液やリンパといった体液の循環を良い状態に戻すことです。 体温が下がれば免疫力も低下し、基礎代謝も下がりますが、1℃上がるだけで免疫力は50%、基礎代謝は10%上がると言われています。 健康を維持するうえでと良いスタイルを維持するにも体温を高くしておくことは欠かせないということです。

先日腰痛になって以来体重が増えてしまっているという人が相談に来ました。 体の状態をチェックしてみると姿勢の崩れがあり、全身の筋肉が硬くなっている、むくみもあるといった状態。 体温を伺ってみると冷え性でも悩んでいるようでした。

そのような体の状態でしたので全身の筋肉を緩めて弾力のある柔らかい筋肉に戻していきました。 筋肉が柔らかくなると姿勢も良くなり、スタイルもそれなりに良くなりウエストや太ももも引き締まって見えるようになりました。

それだけでなく、「体がポカポカして温かくなってきました。」と驚いていました。 筋肉を鍛えるような運動は全くなしで硬くなっている筋肉を柔らかくしただけで血液の循環が良くなって体温が上がったようです。

体脂肪が多い人も筋肉が多い人も暑がりが多いですが、体の中の状態には大きな違いがあります。 筋肉が多い人は筋肉が熱を発生させるので体温が上がって暑いと感じますが、体脂肪が多い人は体の中に断熱材を入れているような状態です。 熱がこもって暑く感じます。

筋肉を鍛えて大きくして基礎代謝をアップさせるというのも1つの方法ですが、他にもアプローチの仕方はいろいろあるということです。