岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

腰が痛くてドライバーを振る時に腰がしっかり回せない。痛みを改善するにはどうすればいい?

ゴルフをしている人で腰痛で悩んでいる人は多く、相談がよく来ます。 ウォーミングアップやクールダウンはほとんどやらない。 姿勢も体のバランスも崩れたままでいつも同じ方向の回転ばかりやっていれば筋肉も硬くなって限界を超えたら痛みが出るのも自然なことです。

先日、病院に行って検査をしたが骨などに特に異常はない。 マッサージや整体に行ったがすぐに痛みが再発する。 腰の痛みをかばいながらゴルフをしているのでドライバーを思いっきり振ることができず、飛距離もどんどん落ちてきた・・・ということで相談が来ました。

姿勢を見てみると体は捻れていてそのせいで痛みの出ている側の腰の筋肉がガチガチに硬くなっている。 腰が使えないのにドライバーを振るので肩、腕、背中もガチガチ。 上半身の筋肉の緊張のバランスが崩れていますから当然下半身にもその影響が出ていました。 脚を伸ばしているつもりが膝が曲がっていて太ももの筋肉も硬くなっているし、ふくらはぎの筋肉も硬くなっていて、こむら返りで薬が手放せないという状態でした。

そこで全身の筋肉を緩めて元の太さ、弾力を取り戻していきました。 すると体のゆがみもなくなり、姿勢も良くなりました。 体が軽くなって腰の痛みも気にならなくなりました。

そして最後にスイング動作のバランスをチェックしてみました。 はじめは腰が痛かった時の癖で振ってしまっていたので腰が残ってしまって腕だけで振っていました。 立ったり歩いても痛みは出ないのにスイングになると腰の痛みが強いようで「しっかり回せないんです」と言っていたのでフォローの形だけ修正して自分の思う理想のフォローの形をやってもらったところ、その姿勢でも痛みはありませんでした。 そうして改めてスイング動作をしてみると腰の痛みはなくなり、痛みを気にしないで腰をしっかり回してスイングできるようになりました。

その後ゴルフのラウンドに行かれたそうですが、腰が軽くドライバーを振っても痛みがないので楽に打ったのにドライバーの飛距離がしっかり戻ってきてプレイを楽しめたそうです。

腰に問題があっても痛みを感じるのは脳だということから考えてみると、腰の部分にいろいろアプローチするよりも崩れた姿勢や体のバランスを整えたり、腰を回しても痛くならない人間本来の動きを取り入れたスムーズな振り方を教えてあげて振っても痛くない、痛くならないと脳にインプットするのも効果的なトレーニングではないでしょうか。