岡山・腰痛、ひざ痛改善パーソナルトレーナーのblog | パーソナルトレーナー 岡田 康志

腰痛、ひざ痛、身体の不調を根本から改善するためのトレーニングの考え方についてご紹介

#86 トレーニング指導について学んできました

先月の定例勉強会に参加できなかったので、今回は個人的にトレーニングについての勉強してきました。

動きの指導について

走りに繋げる動きのトレーニングとしてスキップ、腿上げ、お尻叩きを行いますが、同じことをやっても自分と先生が教えたのとでは結果に差が出ます。 なぜ同じことをやっても結果に差が出るのか、その原因を伺ってみました。 すると「その動きは何のために、どうあるべきか」という基準をきちんと持って指導しているのかどうかということころにありました。

スキップ1つとっても、「走りに繋げるためにはどうあるべきか」を考えていれば相手の動きを見た時に何がおかしいのか気づきますが、ただスキップをやらせているだけでは問題点を見つけることができないのでいくらやっても走りが変わらないというわけです。 今やっていることの精度、レベルを高めていくことの大切さを感じました。

レーニング指導について

レーニングに関するものとして、速筋を刺激するための「反動・反射」を使うということについて質問しました。 年齢と共に衰えていくのが速筋ですし、シェイプアップ目的の人が基礎代謝をアップするためにターゲットにするのが速筋です。

一般的な速筋を刺激するトレーニングというと、重いもので限界回数まで行うウェイトトレーニングですが、日頃体を動かすことが少ない人、年配の方となるとそういうハードなトレーニングは1回はできたとしても2回目以降続けようという気持ちにはなかなかなりません。

しかし、速筋を刺激するトレーニングは重いもので行うトレーニングだけではありません。 動作のスピードを変えることでも速筋は刺激できます。 その方法の1つが反動・反射を使うということだったのですが、反動というと弾むくらいの理解しかなかったのでエクササイズのバリエーションがなかなか思い浮かびませでした。

先生から「反動・反射を使うということがどういうことか」をわかりやすく説明していただいて本質的なところが少し理解できるとエクササイズのバリエーションが簡単に増えました。

勉強会に参加していると教わったことをそのままやるだけで結果が良いのですが、うまくいっているけれどもトレーニングや身体調整で使っている1つ1つのアプローチについて本質的なところが理解が足りないことを最近少し感じていたところですが、まさにその部分を指摘されました。

レーニングで身体を調整する

後半は先生のトレーニング指導を受けました。 今までウェイトを使っても姿勢を整え筋肉を良い状態にするトレーニングや筋のポンプ機能を利用して筋肉を膨らませるトレーニングなど様々なトレーニングのパターンを指導していただきましたが、今回はまた違ったパターンのトレーニングをご指導いただきました。

ウォーミングアップでは呼吸や今まで勉強会で教わった三軸修正や操体法などで筋肉の緊張を緩め、さらに姿勢を整えていきました。 どちらも普段の指導で使っていますが、ここまで細かくポイントを意識してやってはいませんでしたが、ちょっとした意識で筋肉の緊張の緩み方、姿勢の変化に差が現れてくるのかと驚きました。

メインのトレーニングでは上半身は肩甲帯を動かすエクササイズを行いましたが、動きのバリエーションが本当にたくさんあり、これだけで上半身の筋肉の緊張がさらに緩んで肩幅が広くなったのが鏡を見て気付きました。 下半身は勉強会で教わった骨盤を動かすエクササイズですが、これもバリエーションがあり、終わった後はヒップアップしたスタイルになりました。 さらに呼吸に合わせてお腹周りを刺激するエクササイズではきつい腹筋運動をしたわけでもないのにウエストが引き締まり、さらにスタイルが良くなりました。

他にも様々なエクササイズをしましたが、どれも難しくなく、余計な力を使わず楽にやるだけですが、トレーニングが終わった後はまるで身体調整の手技をした後のように筋肉の緊張も緩んで視線が高くなって姿勢が良くなったことを感じますし、体や脚が軽くなって自然に歩いた時の速度が上がりました。

筋肉が柔らかくして姿勢を良くする、呼吸もやりやすくして酸素の取り込みも良くする、自律神経のバランスを整え循環も良くなる。 まさにトレーニングで身体調整するといった感じで、今の自分のクライアントさんのトレーニングにも非常に有効なトレーニングだと思いました。

今回も非常に充実した4時間の学びでした。